ラ・コリーナの四季
ラ・コリーナを取り巻く富良野・美瑛の四季をごくごく簡単にではありますが紹介します。
お時間がある時にでもお読み頂けたなら、また、ラ・コリーナや富良野・美瑛に興味を持つ、もしくは増して頂けたなら幸いです。
盛夏~7月・8月中旬~
7月に入ると、富良野にも夏がやってきます。
7月初めの北海道独特の気候「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」。
沢山の雨が降るわけではなく、ジメジメしたりといった事も無いですが、天気が悪いとなんとなく肌寒いような感覚になる事もあります。
しかし、この時期が過ぎると、農作物も出揃って、おいしい季節でもあります。
この時期の中富良野の気候は、昼は日によっては30℃を超え、夜は10℃台に下がります。
この、昼と夜の気温の差が、収穫期の野菜・果物にとって最適な温度環境になります。
この気候があるから、中富良野の野菜・果物は甘くて美味しくなるのです。
そして、7月といえばやはり、ラベンダーのメインの季節です。
中富良野を始めとし、近隣の市町村ではラベンダー祭りが行われます。
殆どが7月中旬から下旬に行われますが、ラベンダーの開花はお天気任せなので、年によってはかなり前後することもあります。
とは言っても、ラベンダーも早咲き・遅咲きとありますので、幅広い期間で御覧頂けますので、ご安心を。
そして、なんと言っても夏の本格的なアウトドアシーズン到来です。
色々なアウトドア体験メニューが用意されています。
外遊びに疲れたら、室内での体験は如何ですか。
陶芸を楽しむもよし、チーズやアイスクリーム作りに挑戦するのも楽しいと思います。
7月半ばには、あの「北の国から」でお馴染みの空知川イカダ下りも行われます。
手製のイカダでのんびりと川下りをする様子は、見ているだけでも楽しいものです。
そして、7月下旬は「北の国から」でお馴染みの北海へそ祭りです。
2日間にわたり繰り広げられる北の国のお祭りです。
飛び入り参加して踊ってください。
祭りの興奮が終わると、8月上旬は残暑の季節。過ぎ行く夏を惜しむ季節です。
ご家族連れの方が増えだすのもこの頃です。
ご家族での富良野の夏は、皆さんそれぞれの夏を過ごされているのがいつも印象的に感じています。
富良野のメロンなど、皆さんが楽しみに待っている美味しい果実がそろそろ出始めます。
大雪山連峰も、華やかな高山植物のお花畑で私達を迎えてくれます。
それとともに、ラ・コリーナのシンボルでもあるナキウサギの最も元気な時期でもあります。
ガレ場には、ナキウサギの甲高い声が鳴き渡り、高山植物のチングルマをくわえた姿は大変かわいいものです。
これからの夏、彼らの活動的な姿を見ることの出来る短い夏でもあります。
いろいろな意味で貴重な自然がそのまま残されているこの雄大な連峰が、いつまでも形を変えずに残されることを、心から祈ります。