富良野市は、明治30年に慶應義塾、福沢諭吉先生の弟子、中村千幹(ちから)を開拓の先駆者として兜谷徳平翁などの心血がそそがれフラノ盆地の美田がひらかれました。

北海へそ踊りはフラノが北海道の経度と緯度の中心点(ヘソ)であるところから、重要文化財「北海道経緯度観測標」東経142度16分、北緯43度24分にちなんで、開拓時代は何事も臍下丹田(せいかたんでん)に力を入れて熊笹を刈り原始林を切り倒したたくましい意欲の開拓精神をしのんで創案された踊りで、珍奇な郷土民芸として人気があります。

毎年7月28日、29日に行われる「北海へそ祭り」には珍奇絶妙なへそ踊りが市内中を総踊りするさまは北国的壮観を呈し、観光客の人気を呼んでいます。


北海へそ音頭

作詞:操上秀峰
作曲:佐藤昌宏

1.
ハアー まんなか まんなかの どまんなかヨ
おらが ふらので 見せたいものは
蝦夷(えぞ)のまんなかの 出べそ石
イイジャナイカ イイジャナイカ イイジャナイカ

2.
ハアー まんなか まんなかの どまんなかヨ
ヘソのでかい娘(こ)を 嫁御(よめご)にしたら
ヘソくり上手で 蔵(くら)がたつ
イイジャナイカ イイジャナイカ イイジャナイカ

3.
ハアー まんなか まんなかの どまんなかヨ
十勝(やま)のおヘソが けむりを吐(は)けば
可愛いあの娘が 樽たたく
イイジャナイカ イイジャナイカ イイジャナイカ

4.
ハアー まんなか まんなかの どまんなかヨ
ヘソの曲がった世界の人も
ここで踊れば まるくなる
イイジャナイカ イイジャナイカ イイジャナイカ

5.
ハアー まんなか まんなかの どまんなかヨ
西に徳平(とくへい) 東に千幹(ちから)
ヘソで拓(ひら)いた おらがまち
イイジャナイカ イイジャナイカ イイジャナイカ


北海どまんなか

作詞・作曲:堀江洋三

1.
(ハッハッハッハッハアー)
蛙にヘソはないけれど
北海道にはヘソがある
十勝 芦別 富良野岳 つつじ花さくヘソの街
ああ 北海道のど真ん中(コリャ)
花の富良野は 花の富良野は
ヘソの街 ヘソの街

2.
(ハッハッハッハッハアー)
泣きベソ出ベソパンのヘソ
ヘソにもいろいろあるけれど
空知 布部に富良野川 原始ヶ原はヘソのゴマ
ああ 北海道のど真ん中(コリャ)
雪の富良野は 雪の富良野は
ヘソの街 ヘソの街

3.
(ハッハッハッハッハアー)
クマゲラ鳴いてるおらが街
名所名物数あれど
樹海 鳥沼 北の峰 腹を突き出し「ヘソ踊り」
ああ 北海道のど真ん中(コリャ)
おらが富良野は おらが富良野は
ヘソの街 ヘソの街



■北海へそ祭りへ■