8月4日(水)「水の流れと富良野の歴史を知り尽くそう!」と題し、中富良野町教育委員会ご協力の下、「なんでも探検隊」と称した中富良野町の小学生を対象にした土地改良施設見学会を執り行い19名が参加しました。
空知川頭首工では管理棟・管理橋を見学し、頭首工から取水した水が山手幹線用水路を通って、中富良野町の水田・畑の農業用水に使われていることを説明しました。普段口にしているお米や野菜が空知川の水を使い生育されていることや、空知川から中富良野まで水を運ぶために先人たちが多くの苦労をかけて、現在の施設が存在していることを児童たちに伝えました。児童たちは、空知川から取水した水が自分の家の近くの田や畑の水として使用していることに驚いていました。
東郷ダムでは管理棟に入り、どのような操作をおこなっているか、またダムの水が果たす役割について説明しました。児童たちは実際にダムの堤体を歩き、自分の目でダムという施設の大きさを確かめるとともに、ダムの水が農業生産する上で非常に役立っていることを理解してもらえたと思います。
富良野市生涯学習センターでは、アンモナイトに関する特別展を見学しました。北海道各地で採集された約230点のアンモナイトが展示されていました。標本を通じて身体の特徴や分類、色の不思議など、児童たちは模型に触れたりして、アンモナイトの構造を確認していました。
本見学会を通して、身近なダムや頭首工といった施設が、我々の暮らしに大きく影響をもたらしてることを学んでもらえたと思います。
担当:工務部工務課工務係 技師補 出合 周一朗