■ ジーン・アモンズ&ソニー・スティット「ボス・テナーズ」 by富良野のオダジー 2010年03月07日(日)

  49,400 byte朝の出掛けには雪が降っていたが、今(10時過ぎ)は陽が射している。
スキーシーズンも残り少ないので、良い天気で存分に滑ってほしい。
写真は、「ボス・テナーズ」
昨日の「枯葉」続き。
テナーサックスのジーン・アモンズとアルト・サックスのソニー・スティット(テナーも吹いている)がリーダーで、このCDにも枯葉が入っている。
ジーン・アモンズのゆったりとして、太くたくましいテナーに、ソニー・スティットのアルトが鋭く突っ込んでいくところが、たまらない。
私はソニー・スティットが好きで、何枚もレコードやCDを持っているが、ジーン・アモンズはこれを含めて2枚だけ。
私がジャズを聞き始めた、昭和47年(1972年)頃は、ジョン・コルトレーンが主流で、ジャズ喫茶に二時間いれば、必ず1枚はコルトレーンがかかった。
そういう環境の中で、ジーン・アモンズまでは、なかなか辿り着けなかった。
どうしても、先鋭的なジャズが評価され、私も好んでそういう傾向のジャズを聞いていた。
ここ何年かである。その当時、意識的に遠ざけていた、いわゆるフツーのジャズを聞くようになったのは。(フツーの定義は難しいが、私の中では割りと明快)
その一番手は、ポール・デスモンド。
他にも、“偏見”なしに、なんでも聞けるようになった。(おそらく、歳を取ったせいもある)
ジャズファンなら、誰でも聞いているのにスルーしてきたミュージシャン。
ルー・ドナルドソン、ハンク・モブレー、スタンリー・タレンタイン、オスカー・ピーターソン、MJQ・・・。ジーン・アモンズもその中の一人かもしれない。
最近聞くのは、圧倒的に、フツーのジャズが多いし、新たに色々な発見もする。
ありがたいことに、ジャズは奥が深く、それにしたって、まだジャズ全体の何分の一も理解していないだろう。
まあ、死ぬまでの付き合いになると思う。
 


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