■ アート・ペッパーとモーニングコーヒー byオダジー 2007年02月18日(日)

  41,540 byte富良野スキー場では「NOKIA スノーボードFISワールドカップ2007 富良野大会」が開催中で、大会最終日の今日は、ハーフパイプ(HP)の競技が行われる。注目の男子は國母選手、青野選手、村上大輔選手、女子は中島志保選手、山岡聡子選手、岡田良菜選手が出場するそうだ。
幸い、今日の富良野の天気はわりと穏やかで、コンディションは良いと思う。選手のみなさん、頑張って下さい。
私は日曜日と言ってもいつも通り、いつもの時間にフォーラムフラノに来た。まずはコーヒーをいれ、いつものように、ジャズのレコードをかけた。今日選んだのはアルト・サックスのアート・ペッパーの「リヴィング・リジェンド」。このレコードは1976年に発売されたもので、アート・ペッパーの15年ぶりのリーダー作として話題になった。私は当時、リアルタイムでこのレコードを買ったと思う。
この後、来日公演もし、私も聞きに行った。大好きなアート・ペッパーということで、もの凄く期待して行ったのだが、私がイメージしていた1950年代の演奏とは違っていて、ちょっとがっかりした。ただ、がっかりしたのは、1950年代の演奏があまりにも良かっただけのことで、その時の演奏が駄目だったのではない。今振り返れば、アート・ペッパーを“生”で見られたのは、幸福で貴重な体験だった。
さて、リヴィング・リジェンドを久しぶりに聞いたのだが、「いいじゃないか! なんか文句あっかッ!」だった。若いときは、とかくとんがるものである(特に1975、6年はジャズに一番熱い時期だった)。いっぱしのジャズ評論家気取りで、アート・ペッパーを聞いてしまったのだ。
リズム・セクションがまた素晴らしい。アート・ペッパーの復帰作に対するレコード会社の意気込みが感じられる。ピアノがハンプトン・ホース、ドラムがシェリー・マン、そしてベースが2月14日にこのワイワイ日記で紹介したチャーリー・ヘイデン。実は、聞きながら、ベースがいいなぁと思って、ライナー・ノーツを見たらチャーリー・ヘイデンだった。
アート・ペッパー一色になってコーヒーを飲んでいるところに、突然、携帯電話が鳴った。「麓郷の森」のショップの在庫室がスガモリ(屋根の雪と氷のせいで、壁づたいに水が漏れる)で水浸しになっていると言う。
早速、スキー・ウェアーに着替えて、麓郷の森へ。写真は、屋根に上って、雪と氷をスコップとツルハシで落としているところです。氷は屋根の先で溶けた雪が凍り、ほうっておくうちに50cm位の厚さになってしまった。
今、ワイワイ日記を書いているが、からだ全体がモワァーと痛い。おそらく明日の朝は起き上がれないのでは・・・。
 


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