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二月なのに、富良野は「春」だ。朝から雪が溶け(写真上)、昼間は雨が降っていた。流石に夜になると少し冷えて、雪がちらついたが、やはり、異常と言っていいでしょう。 今日の雰囲気だと、三月下旬、春はもうすぐそこまで来ている、という感じです。そんな陽気に誘われて、今日選んだのはクラリネットのジョージ・ルイスの「ジャズ・アット・オハイオ・ユニオン」。 1954年に録音された、この二枚組みのボックス入りLPレコードには、有名な「The World Is Waiting for the Sunrise」、日本名「世界は日の出を待っている」が入っている。 私のジャズ暦は、ジョン・コルトレーンから始まり、いわゆるモダンジャズを聞きまくっていたが、やはり何かの拍子でルーツを探りたくなったのだと思う。ジャズの一つのルーツである、ニューオリンズジャズを聞いてみたくて、このレコードを買ったのだと思う。 以前から疑問に思っていたが、ニューオリンズ・ジャズとディキシーランド・ジャズはどう違うのかをちょっと調べてみた。 1917年にニューヨークで史上初のジャズ・レコードを録音した白人グループ「オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」がディキシーランド・ジャズと名乗ったことから、黒人系のニューオリンズ・ジャズに対して、白人のジャズをディキシーランド・ジャズと呼ぶことになったらしい。今は両方ともディキシーランド・ジャズの名で呼ぶことが多くなったそうだ。 「The World Is Waiting for the Sunrise」は、ジョージ・ルイスもいいが、バンジョーが凄い。ノリノリのバンジョー、是非、聞いてほしい。 |
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