■ ソニー・クリス「ゴー・マン!」 by富良野のオダジー 2012年04月30日(月)

  45,079 byte今日は20度を越える暑さだ。
さすがに寒がりの私も、半袖スタイルだ。
昼前からお客さんが来てくれて、フォーラムフラノはちょっと忙しかった。この調子だと、ゴールデンウイーク本番の5月3日、4日、5日は期待が持てそうだ。
ただ、天気予報に雨マークも一部あるので、はずれてほしい。雲ってもいいが、雨はダメだ。
今朝はフォーラムフラノに早めに来て、ぐらついているイスやテーブルを木ネジで補強した。
父が作ってくれたものなので、長〜く使いたいのだ。これであと10年はもつだろう。
写真は、アルトサックスのソニー・クリスの「ゴー・マン!」
レコードジャケットを二階のテラスの屋根からガラス越しに撮ってみた。
つい最近ソニー・クリスについて、「アップ・アップ・アンド・アウェイ」の中で、下記のように村上春樹が書いたライナーノーツを紹介し、私も賛同した。

『決して一流の才能をもってその演奏生活を始めたわけではないのだけれど、遂には一流の域に達した人であった。'75年録音のミューズ盤「クリスクラフト」とこの「アップ・アップ・アンド・ウェイ」の両レコードに収められた「ジス・イズ・フォー・ベニー」を聴き比べてみてほしい。僕の気持はわかって頂けるはずだ。』

つまり、ソニー・クリスの演奏は年代の新しいアルバムの方が良くなっているということだ。私も「クリスクラフト」が大好きで、このアルバムからソニー・クリスの大ファンになったので、「そうだ!村上春樹の気持ちはよくわかる!」になった。
で、今朝の「ゴー・マン!」である。
これがすごくイイのである。このレコードの録音は1956年だ。ソニー・クリスのリーダーアルバムとしては初期の頃だ。どういうことだろう。かなり前に買っていたし、けっこう聞いていたはずなのに、今頃絶賛。
「ソニー・クリスを聞こう!」と思うと、どうしても、先の「クリスクラフト」だし、「サタディ・モーニング」だし、「アウト・オブ・ノーホエア」だったので、「ゴー・マン!」まで手が伸びなかったのだ。
ソニー・クリスの演奏が晩年良くなったのは否定しないが、「ゴー・マン!」を聞くと、この頃だってすごいよって言いたくなる。
ジャズって、ホントにおもしろい。今更ながら、そう思う。
 


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