■ ソニー・クリス「ジャズU.S.A」 by富良野のオダジー 2012年05月02日(水)

  44,672 byte一昨日の続き。ソニー・クリス。
録音が1955年の「ジャズU.S.A」
前回紹介した「ゴー・マン!」と同じ時期にインペアルレーベルに吹き込まれたものだ。 
このレコードも、「ゴー・マン!」と同じように、私の中では“軽視”されていた。シツコイようだが、1975年頃に録音したアルバムがすごく良いので、「ついつい」なのだ。
ピアノがケニー・ドリューなのがうれしい。
「ゴー・マン!」はソニー・クラーク、「サタディ・モーニング」はバリー・ハリス、「クリスクラフト」と「アウト・オブ・ノーホエア」はドロ・コーカーと、ピアノの共演者はみんな私が好きなピアニストだ。
今回、ソニー・クリスに関するコメントを見ていたら、散々だった。
・巧さばかりが前面に出たアーティストであり、深みに欠ける
・手作りの味のある陶器ではなく、少し派手めの大量生産される白いティー・カップみたいなもの
・良くいえば、親しみやすいフレーズ
・能天気なソニー・クリス
・大手を振ってクリス・ファンと言わないイメージが付きまとう
・垂れ流し気味のフレーズが嫌
上記はもちろん悪いほうのコメントだけを載せたのだけど、けっこう多数派だと思う。
私は、「朗々として、悲しい」ソニー・クリスの音が大好きで、これからも、聞き続けていくと思う。
 


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