■ ジョン・コルトレーン「クレッセント」 by富良野のオダジー 2012年07月14日(土)

  45,829 byte慌ただしく出張を終えてきて、一息ついた感じの朝だった。
やろうと思っていることは、それなりに進んでいる。状況的にはいい方向が見えているのに、“ズドーン”と気持ちが落ち込んだ。
色々な思いが錯綜し、意識とは別のところで、何かが私を負の方向に引き込もうとしていたのだろう。
開店までにはだいぶ時間があったので、試しにレコードを聞いてみようと思った。
迷わずジョン・コルトレーンに決めた。
有名なレコードだが、あまり聞かない「クレッセント」をかけた。
何故、あまり聞かないかというと、この辺の時代のレコードだと、どうしても「コルトレーン」を聞いてしまうからだ。
「コルトレーン」は事あるごとに聞いている。
気合を入れて聞くときは、「至上の愛」になってしまう。
これらのアルバムは、いわゆる「黄金カルテット」の演奏で、コルトレーン、マッコイ・タイナー(ピアノ)、ジミー・ギャリソン(ベース)、エルヴィン・ジョーンズ(ドラム)によるものだ。(まあ、黄金カルテットの演奏はすべて良い)
あまり聞いていないといっても、やはり、「クレッセント」はすべての曲は聞き覚えていた。そして、“ズドーン”と心に染みてきた。
その音は私を包み、高いところから癒される感じがした。頭の上から少しずつ“癒し”がふりそそいでくる感じ。
聞いているうちに、テンションが上がってきた。気分も落ち着き、新しいアイデアもどんどん浮かんできた。
コルトレーンには、不思議な力がある。
コルトレーンに感謝だ。
 


- Web Diary UpVersion ver 1.30 -