■ ビーフジャーキー by富良野のオダジー 2008年10月13日(月)

  49,674 byteオージー向けのメニューの一つとして、そしてお酒のつまみとして、肉料理を増やしたいと考えていた。ある時、フッと「燻製って、どうだろう」と浮かんだ。
早速、「燻製作り入門―おいしいスモークを楽しむレシピ&ハウツー集」を取り寄せた。レシピはもちろんだが、燻製に必要なものも書いてあった。
まず、燻製器。インターネットでザァーっと調べた。既製品のものや手作りのものなど色々あった。
最終的に、八燻研式燻製箱を自作することにした。
八王子燻製研究会にメールして、「一枚のベニヤ板からムダ無く切り出すことができます。」という設計図を手に入れた。
それは、謳い文句通り、1820ミリX910ミリ、厚さ12ミリのベニヤ板一枚で出来上がるように寸法が書かれていた。
“自作”と言っても、いつものように、我が父に頼んだ。
だが、設計図の文字は小さく、けっこう入り組んでいた。それで私は、「父さん、だいたいこんな感じで作ってみて。サイズも少しぐらい大きくなったり、小さくなってもいいから。そんなに急がなくてもいいし・・・」と言った。
材料なら、工場にいくらでもあるので、無理してベニヤ一枚に合わせることもないのだ。父さんの好きなように作ればいいのだ。
次は、電熱器とサーモスタット、バイメタル温度計。これもインターネットで調べて、秋葉原のショップから送ってもらった。
スモークチップは、札幌に行ったついでに、ヒッコリーとサクラを買ってきた。
一式揃うと、すぐにやってみたいと思うのが、人情である。ベーコンをやりたいのだけれど、肉を冷蔵庫で一週間漬けこまなければならない。(もちろん、今、冷蔵庫に3kgぐらいの肉を漬けてある)
あ〜あ、すぐ燻らしたい!
ということで、ビーフジャーキー。ビーフジャーキーだと、漬けるのは一晩だけで良い。
おっかなびっくり始めた。先生はいない。頼りは、本だけだ。
「なになに、えぇ〜と、40度で20〜30分温熱乾燥する」。電熱器で40度暖めた燻製器の中に肉を入れた。蓋を開けて入れたので、温度が下がった。そこから、なかなか40度に上がらない。
おそらく電熱器のワット数が小さかったのだ。
「よしよし、最初からうまくいくはずがない。」と言い聞かせ、バイメタル温度計とにらめっこ。20分ぐらい経って、やっと40度になった。
「どうしよう。40度になる前の20分を温熱乾燥の時間に入れるべきか、入れないべきか」。先生はいない。
結局、当てずっぽうで、なんとか作り上げた。
おいしい!
ただ、これが最高においしいのか、まだまだなのか、分からない。今後色々な種類のビーフジャーキーも食べてみて、「これぞ!」と思うものを作りたいと思う。
まだ始めたばかりのシロウトなのに、望みは大きい。
 


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