■ パコ・デ・ルシア「アランフェス協奏曲」 by富良野のオダジー 2008年11月02日(日)

  40,553 byte今朝は雨が降って、寒い!
ストーブにくべる薪をフォーラムフラノに運ぼうかと思ったが、「雪が降ってからでいいや。それに、まだ11月2日だし・・・」という“声”が聞こえて、そのうちにした。
こういう声って、耳の外から聞こえる声じゃなくて、耳の中からする。いわゆる、自問自答とか、葛藤とかいうものだろうか。
私の場合、“内なる声”が他の人より実際に声に出してしまう確率が高い。(誰にも聞いていないが、そんな気がする。それじゃ、内なる声じゃないだろうが・・・)
先日あった会議でも、人の意見に対して、小声だがいちいちコメントを入れていた。
「それは、違うかもしれないなぁ・・・」「それって、どうでもいいんじゃないの・・・」
自分が出した声を自分で聞いて、隣の人に聞かれたらヤバイと思って、自分が声を出していたのに気づいた。(隣の人に聞こえていなければ良いが・・・)
ストーブにくべる薪と書いたが、「くべる」って、もしかしたら方言かと思って、調べてみた。「く・べる【焼べる】」とあった。標準語だと思うけど、焼べるとは書かないよなぁ。
天才ギタリストのパコ・デ・ルシアの「アランフェス協奏曲」を今朝聞いた。
アランフェス協奏曲(Concierto de Aranjuez)は、スペインの作曲家ホアキン・ロドリーゴが1939年に作曲したクラシック・ギター協奏曲。
私がこの曲を最初に聞いたのは、ジャズギターのジム・ホールの「アランフェス協奏曲」
このレコードは昔から持っていて、時々聞いている。ジム・ホールもいいが、アルトサックスのポール・デスモンド、これがすごくいい。実は、若い頃はポール・デスモンドを評価していなかった。最近になって、このレコードを聞いたときに、「ポール・デスモンドって、いいねぇ」と思い、それからCDを5、6枚は買った。
歳を取らないと、分からないジャズもあるのだ。
次に聞いたのは、トランペットのマイルス・デイビスの「スケッチ・オブ・スペイン」。これにも、アランフェス協奏曲が入っている。マイルスのアランフェスも、もちろん素晴らしい。繊細な音のトランペットがあのメロディーを奏でる。けっこう、しびれます。
と、いうことで、本家本元のクラシックを聞かないで、ジャズだけのアランフェス協奏曲を聞いていた。
たまたまアマゾンのホームページに行ったら、私の大好きなパコ・デ・ルシア、そしてアランフェス協奏曲の文字が目に飛び込んできた。それも、純粋にクラシックとして演奏しいると書いてある。衝動的に注文してしまった。
今朝は、清らかな気持ちになった。
広がりのあるストリングス、大音響のオーケストラ、そしてパコのギター。良い音楽を聞くと、良い人間になるような気がする。
それにしても、ショーケンが歌ったザ・テンプターズの「純愛」って、どう考えても、アランフェスと同じメロディーだよね。どうしても、「どうして 分かってくれないの〜」が浮かんできちゃう。
 


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