■ キース・ジャレット「Still Live」 by富良野のオダジー 2008年11月09日(日)

  56,200 byteジャズのスタンダード「枯葉」が好きだ。
マイルス・デイビス、ウイントン・ケリー、ビル・エバンス、ハンプトン・ホーズ、チェット・ベーカー、アート・ペッパー、オスカー・ピーターソン・・・、数えたら枯葉が入っているアルバムが20枚以上あった。
ラジオふらので「勝手に私のベスト5!」という番組をやっていた時に、枯葉だけを集めてベスト5にしたこともあった。
他にどんな枯葉があるだろうかと調べていたら、ピアノのキース・ジャレットの「Still Live」に入っているのを見つけた。
キースは好きだし、アルバムも沢山持っているが、最後に買った名盤と言われている「スタンダーズ Vol.1」(1983年録音)で聞こえるキースの「唸り声」が耐えられなくて、敬遠していた。
先日紹介したバド・パウエルも唸るが、あまり気にならない。興が乗って自然に発する声はいいのだが、キースの場合はずっと発している。
ベースなどで、弾きながら歌う(スキャット)もあるが、それなりに味がある。それだって、一部分だ。しつこいが、キースはずっとなのだ。
キースは巨匠中の巨匠なので、まわりの誰も「ダメ出し」できなかったのだろう。
で、「Still Live」(1986年録音)だけれど、もちろん終始唸っているけれど、それを除けば、やっぱりキースならではの音楽がある。
トリオなのだが、メンバーは「スタンダーズ Vol.1」と同じ。ベースはゲイリー・ピーコック、ドラムはジャック・ディジョネット、二人とも大好きだし、素晴らしい。
枯葉も、私の“枯葉コレクション”の上位に入る演奏だ。
でも、唸り声が・・・。(もう、いいちゅうねん!)
 


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