■ ソニー・クリス「アウト・オブ・ノーホエア」 by富良野のオダジー 2009年03月21日(土)

  39,200 byte一昨日は雨で、昨日は風が強く、雪がパラついて、今朝はちょっと冷え込んだ。
仕事に追われつつも、仕事以外のことを色々考えてしまう。
いや、時間に余裕がない時ほど、ジャズを聞きたくなったり、本を読みたくなるのと同じで、仕事に追われれば、追われるほど、合間、合間に違うことで頭を使いたくなるのかもしれない。(なんだか、意味不明?)
まあ、とにかく、色々考えているのだ。
例えば、民主党の小沢代表のこと、かんぽの宿、派遣切り、ワーキングプア、社会体制、アメリカ、日本人、宗教、子供たち、自分・・・。
ん? 
そんなこと考えるより、目の前の仕事をちゃんとやれ、てかっ。(分かっています。頑張ります。)
この2、3年で買ったCDの中で、聞く回数ベスト3に入る勢いの「アウト・オブ・ノーホエア」
3月8日のワイワイ日記に載せたアルトサックスのソニー・クリスのCDで、紹介した「サタディ・モーニング」と同じ1975年録音のもの。
この時期のもう一枚「クリスクラフト」も以前ワイワイ日記で紹介した。
ソニー・クリスのレコード、CDは他にも沢山持っているが、この3枚はホントに好きで、これからもずっと聞き続けると思う。
この時期のソニー・クリスは、アルバムを聞く限り、まさに“絶好調”“絶頂”だったと思う。
それなのに、二年後の1977年、来日直前にピストル自殺をしてしまう。
ソニー・クリスの朗々と吹き切る爽快さの奥に潜む「悲しみ」が、私には自殺と関係があるような気がしてしまう。
ジョン・コルトレーンは自殺ではないが、わずか40才で、その過激な人生を終える。
私の勝手な思い込みかもしれないが、素晴らしいアーティストは、命をかけて、命をすり減らして、音楽を残してくれたと思う。
ソニー・クリスに、今更ながら、感謝したい。
 


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