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大予告! サラダハウスの「お笑い北海道方言辞典」が本になる!!! 

 ニュース、ニュース、大ニュースでごじゃる〜!!!

 なんと、なんと、拙作当サイトの「お笑い北海道方言辞典」が本となって世に出ることになったのでございま〜す。 パチパチパチ(とまばらな拍手)

 版元は地元メージャー紙の出版局。 
当サイトに掲載している原稿をもとに、その内容をふくらませ、四六判240ページの本として上梓したいとのお話をいただいたのが今年の8月。すでに出版局内の編集会議も通り、先日事前の打ち合わせも行って参りました。(おみやげに難しそうな方言の参考書を8冊も貸してくださいました。ふーっ)。

 発刊予定は来年7月であります。

 サラダハウス常連のみなさま、どうか出版の暁にはなにとぞよろしくお願い申し上げちゃうのでございます。



訪問記念ご感想帳

訪問いただいた記念に、ご感想など書いていただけるとうれしいです。


新ネタです(2009.12.21)

当サイトのBBSで入手した新ネタ方言のご紹介

方言 意味 使用例・解説など
かっぱがえす

ひっくり返す。裏返す。
めくる。

「ちょっとこのシートかっぱがえすの手伝って」。
上靴 上履き 今でも北海道人はほとんどの人が「上靴」と言います
じゃんけんしょ(じゃんけんほい) じゃんけんぽん 北海道では今でも「じゃんけんしょ」派が優勢

伏田良の「新解釈お笑い北海道方言辞典」作成にあたって

その昔、私がまだ若かりし頃、友人たちが発行する「フロム・ノースランド・ウイズ・ラヴ」という地元ミニコミ誌で、「忘れかけた方言辞典」というコーナーをお手伝いしていたことがある。
 地元富良野の方言の意味と由来を、「うけねらい」かつ「無責任に」あることないこと書き連ねるという、実にまあいい加減きわまりない企画であったのだが、世の中何がヒットするかわからないもので、これがなぜか読者諸兄に好評を博し、ついには富良野が誇る大作家倉本聰先生のエッセイにまで登場するという快挙を成し遂げたのであった。
 あれから10数年。
 ミニコミ誌はインターネット上に見事によみがえり、いまなお懐かしい思い出としてその姿をとどめているのだが、この企画に中途半端な関わりしかもてなかった私は、「もっと数多くの方言を紹介したい」、「笑わせるだけでなく、辞書としてきちんと機能するものを作りたい」など、多くの不満と野望を抱えていたのであった。
本企画はそうした一連の事情をふまえた上で、歴史の彼方に葬られつつある富良野の方言に私なりの「新解釈」を加え、富良野の風土と文化のありようを正しく後生に伝承しようとする、大胆にして不届きなる挑戦なのである(と言えるほどのものでもない) 。


マスメディアにも登場!

■KBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほっかラジオ」シリーズ「あっぱれ!お国言葉その21」に「北海道弁の先生」として10分間出演。「はんかくさい」 「おだつ」について解説。
■NHKテレビ番組「ふるさと日本のことば」で紹介され、あろうことか30分番組の主人公として出演。放映後、「芝居が臭い」と巷で大評判。
■日本放送系列のラジオ番組「春風亭昇太の先客万来」で紹介され、ゲストとして出演、富良野の方言についてあることないこと蘊蓄をたれる。甲信越・中部地方のローカルネットだったため、ほとんど誰も知らず。
■作家倉本先生にもお褒めの言葉をいただきました。「ラジオで紹介しようと思ったけどさぁ、どう表現したらいいか考えつかないからやめたよ」とおっしゃっていました。大先生を悩ませるようなことではいけません。

ご紹介(あるいはリンク)頂いているサイト(小生の検索)

ROOTACE - 方言 Yahoo 「ことばの情報」リンク集 北海道大好き21歳の娘 

北海道Super Link  北海道人 全国の方言コーナー 水の言霊 - それでも生きている

まめっこパラダイス ふるさとの方言 ブログ|お笑いだぁ〜のバイク談議。 

方言と共通語 日々是正で行こう 辞書・辞典・データーベース Value Commerce  

北海道面白方言リンク集 北海道観光大全 方言と共通語 

北海道の方言・北海道のお国ことば のほほん雑記帳 田舎暮らしたい

育児情報広場まめっこパラダイス   日々是bitter  Koji927のブログ

Brain News Network  日本の方言と郷土料理について So-net blog嫁のつぶやき 

悲憤慷慨の記 気になりますか、この言葉 スウィンドル・ロータス

北海道スーパーリンク 知ってる?北海道 田舎暮らしin秋田 わくわく日記

みそじのヒトリゴト 北海道の方言 行き先調べ(北海道編) 故郷・北海道の物語

♪バニデビーグルデイ  シルフィーの☆のほほーんな手作り日記

水増されば船高し 北海道大好き23歳の娘 おんぶとだっこ

エカキヤのツネヒゴロ 嫁のつぶやき わくわく日記 もものしずく


古典的文学作品が富良野弁ではこうなる!

わっはっはっ。ついにやってしもた!神をも畏れぬ暴挙!
あの名作「雪国」「枕草子」「我が輩は猫である」「坊ちゃん」
を 富良野版に大改造なのじゃぁ!!!!!


方言辞典を読む前に、これだけは知っておきたい!
 「北海道弁基礎講座(レジュメ)」

無料アクセスカウンター
 

これだけ知っていれば、とりあえず自慢できる!
【北海道弁一夜漬け必修用語】

方言 意味 使用例
あづましくない 居心地がよくない。案配がわるい。 他人の家で寝るのって、なんかあづましくないんだわ。
いんでないかい 良いんじゃないでしょうか お、背広新調したな。なまらいんでないかい。
いたましい もったいない え〜?それもう使わないってかい?いたましいべさ〜。
うるかす 水につけて浮かす 茶碗後で洗うから、うるかしといて。
エッチくさい エッチっぽい あのおやじだらホントHくさいんだわ。
おだつ ふざける。はしゃぐ。 ちょっと褒めたら、すぐそやっておだつもな。
おばんです こんばんわ おばんでした〜。奥さんいるかい?
がおる 疲れてやつれる あいつなんかがおってると思ったら、昨日から徹夜なんだって。
かでる・かせる 仲間に入れる ジンギスカンパーティーやるんだって?私もかでてぇ。
げっぱ・げれっぱ ビリ。最下位。 またげれっぱか。ホントにあいつは運動神経ゼロだもな。
ごみを投げる ごみを捨てる ちょっと〜、悪いけどこのゴミついでに投げてきて〜。
ああ、こわい ああ、疲れた ああ、こわい。ちょっと休もうや。
したっけね〜 じゃーね〜、またね〜。  「りょうさん、したっけね〜」「したっけ」
したから だから したから甘い言葉には気を付けなさいって言ってたしょ。
しゃっこい つめたい うわ、このわき水なまらしゃっこいべや。
じょっぴんかる カギをかける しょうもないオヤジギャグばかり言って。じょっぴかってさっさと寝れ。
しばれる

マイナス20以下の寒さになる

いやあ、今朝はホントしばれたねえ。エンジンがかからなくて困ったさぁ。
調子こく 調子に乗る スピード違反で捕まった?調子こいて飛ばすからよ。
ちょす いじる。からかう おまえらだら、すぐそやって俺のことちょすもな。
手袋をはく 手袋をする 今日は寒いから手袋履いていった方が良いんでないかい。
書かさる 書ける あ、このボールペンまだ書かさるよ。
とろくさい 動きがのろい あいつの仕事のやり方はとろくさくて見てられんわ。
なまら すごく。とても 今度入った新人の子、いやあ、なまらまぶいんだわ。
なんもさ・なんもなんも 全然気にしなくていいよ 「いやあすみませんねえ」「なんもだよ〜、なんも、なんも」
はんかくさい 間抜け。アホ。 いい歳こいてまだそんな夢見たいな事言って。はんかくさいんでないの?
ばくる 交換する 今度CDばくりっこしようね〜。
ぺったらこい 平らな。平ったい スリッポンって、あのぺったらこい靴のことでしょ?
へなまずるい ずるい。 あいつのやり方だらへなまずるくてどもこもならんべや。
まかす こぼす よそ見しながらご飯食べてたらおつゆまかすよ。
まて 丁寧 あいつくらい女にまてな奴はいないわ。
みったくない 美しくない。ブス。みっともない。 そんなみったくないことするなって。
やむ 痛い 虫歯が病んで病んで、どもこもならんのさ。
ゆるくない きつい。つらい。大変 ペンション経営がこんなにゆるくない仕事とは思わんかった。
いいふりこき ええかっこしい。かっこつけたがり いいふりこいたって、所詮あの顔じゃねぁ。
語尾につける言葉
〜かい   「いやあ、今朝はなまらしばれるんでないかい」
〜したさぁ   「昨日小樽に遊びに行ってきたさぁ」
〜だわ   「今度入った子、なまらめんこいんだわ」
〜べや、べさ   「ここの勘定俺一人もちだってかぁ?おまえそれはないべや」
〜しょ、しょや   「したってあんた昨日そやって言ったしょ」
〜でした   「はい!山田でしたぁ、毎度様でしたぁ」(電話で)


伏田良の「新解釈お笑い北海道方言辞典」

*注:黒の太文字で書かれた部分が正しい解説です。
●は使用例。○以下の文章は私のお遊びなので、本気にしないでください。

は「オススメ方言」です。

アイヌねぎ【アイヌ葱】 (名) ギョウジャニンニク。ユリ科の多年草。ニラに似た強い臭いがあり食用。学名:キトピロ
○ジンギスカン料理によく使われる野草。これがあるとないとでは、ジンギスカンパーティーの盛り上がり方にも雲泥の差が出る。
山にこもる修験道の行者が食べたことからとも、逆にこれを食べると滋養がつきすぎて修行にならないため、食べることを禁じられたからとも言われる、北海道を代表する野草。ニンニクと名前が付くだけあって、食後に強烈な口臭が残るので要注意。

あおたん【青痣】(名) あおあざ。皮膚に打撲を受けたとき等にできる青い痣。
●使用例「ゆんべ(昨日)かあちゃんに殴られてあおたん出来たべや」
○使用例のような人間を富良野では「アホ(オ)たんきょ」と言っております。

あきあじ【秋味】(名) シャケ(鮭)・塩鮭
○北海道の秋の味覚を代表する魚と言うことでアキアジ。
春味は「鮎」夏味は「毛ガニ」冬味は「牡蠣」・・・というのは私の創作。
秋味は焼いて良し、鍋にして良し、干して良し(「とば」といいます)。
いずれも熱々(アツアツ)の状態で「アキ(ジ)アジッ!」と叫びながら食べるのが流儀。


あづましい【吾妻しい】(形) 具合が良い。居心地が良い。落ち着く。
あづましくない【吾妻しくない】 具合が良くない。しっくりこない。落ち着かない。
●使用例「この部屋なんかあづましくないよね」
○語源は「吾妻しい」すなわち、自分の女房がそばにいるような居心地の良さを言うのだが、近年「吾妻しい」のはむしろ「あづましくない」と感じる旦那衆が増えているのだそう。まことに遺憾である。

あずる(動) 手こずる。難儀する。物事がうまく進まない。自動車の車輪が雪道にはまって脱出困難になる。
●使用例「あそこの坂道アイスバーンになっちゃったもんだから、車があずって上れないべや」
○「あぜ道にはまって抜け出られない」が語源か。
車があずったときは一人で悩まず、通りがかりの人の手を借りて脱出しましょう。案外簡単に抜け出られるものです。
これを富良野では「あずるより生むが安し」と云います。


あたる【当たる】(動) ものをもらう(もらえる)。
●使用例「隣のうちの引っ越し手伝いに行ったら弁当あたるんだってさ」
○くじ引きで当るわけではないのだが、なぜか「あたる」という表現をします。
戦後の食糧事情が悪かった頃、食糧がまんべんなく行き渡らなかった(あたらなかった)時代の名残でありましょう。
幸運なことに、こんな私にも良くできたかみさんが「あたり」ました。 誠にありがたい話ではあります。

あったら(連体) あんな・あのような
●使用例「あったらもん古くて使い物にならんべや」
○「あんなもの」よりもっと小馬鹿にしたニュアンス。
「あったら女のどこがいいのよ」
「教えてやんないよ〜だ」

あっぱくさい(形) たやすい。易しすぎて問題にならない。お茶の子サイサイ。
●使用例「こったら仕事あっぱくさくてやってれんべさ」
○「コワッパ臭い」あたりに語源があると筆者はにらんでいるが、ジャイアント馬場の「アッ、パー」が語源であると主張するあんぽんたんも富良野にはいる。

あっぺ(名) あべこべ。逆。反対。さかさま。
●使用例「おまえ、Tシャツあっぺに着てるべや」
○「カトちゃん、ぺっ」とはまるで関係ない。


あっぺこっぺ(名) あべこべ。逆。逆さま。
○コッペパンのひっくり返った状態の事ではない。

あまさ・れる 【余される】(動) 仲間はずれにされる。
●使用例「昨日飲み会あったんだって?なんで俺だけあまされるのよ」
○「定員オーバー」で、仲間からはじき出された状態。 「海女」にされるわけではない。

あます【余す】(動) もてあます。手に余る。(食べ物を)残す。理解できない。
●使用例「あいつなら、まぁず言うこときかなくてあますぞな」
○「もてあます」の短縮形。
わがままなやつに振り回されて、二度とつきあわなくなることを、「あつものに懲りてあますを吹く」という?(言いませんってば)

あめる【饐る】(動) くさって糸を引くような状態になる。
●使用例「おい、このご飯何日前のやつだ?あめってるべや」
○「飴のように糸を引いてべたつく」が語源と思われる。
三日も風呂に入らずにいると、人間も飴ってくるので注意が必要です。


あやつける【綾つける】(動) かっこをつける。いいかっこする。

●使用例「なんぼ(いくら)あやつけたってあの顔じゃねえ」
○私の先輩が自分の娘に「綾」と名づけたが、これを「綾つける」というのは誤用。
スナックで「彩ちゃん」を指名しで隣に座らせるのも確かに「彩を付けてる」がこれも誤用。

あわくう【泡食う】(動) 「あわてる」「急ぐ」
●使用例「遅刻しそうになってなまらあわくったじゃ〜」
○風呂場であわくって、石けんの「泡」ですべって転んだ暁には、「泡を食わず」に「泡を吹く」。

あんべわるい【塩梅悪い】(形) 調子・体調・気分が悪い。都合がわるい。
●使用例「どうも近頃あんべ悪いと思ったら、風邪ひいてたじゃあ」
○「安部さんが悪い」わけではない。

あんこ(名) 若くて未熟な者
●使用例「あいつ偉そうに大人ぶってるけど、まだまだあんこだ」
○「餡(こ)のように甘い」が語源と思われる。
ニュアンスとしては「あんちゃん」よりもっと未熟な感じ。
響きの大変よく似た一字違いの放送禁止用語が存在しますが、全く関係ないものと思われますので気にしないように(またまたまたR指定)。


いいふりこき【良い振り放き】(名) 格好をつけているひと。見栄を張っているひと。
●使用例「あいつだら女に対してはいっつもいいふりこきなんだよなあ」
○「いいふりこき」も度が過ぎると「いいふりこきのがんべ(かさぶた)たかり」と
言われることになるので要注意。

いいふりこく【良い振り放く】(動) かっこつける。見栄を張る。
●使用例「あいつ、女がいるとすぐいいふりこくんだよな」
○「〜する」を「〜こく」というのも北海道弁の特徴。
「はっちゃきになる」は「はっちゃ(き)こく」、「失敗する」は「失敗こく」となる。
名詞形は「いいふりこき」で、「見栄っ張り」という意味。
ちなみにホームページを開設している私などは「富良野のいいふりこき」であります。
「いいふりこきのがんべ(かさぶた)たかり」 というすごい方言がありますが、これは「本人はかっこつけてるつもりだけれど、傍目にはメチャメチャカッコ悪い状態」を言います。

いかれる(動) 壊れる。故障する。機能しなくなる。
●使用例「このパソコンいかれてるんでないの?」
○共通語では「脳みそが壊れる」 という意味だが、北海道では「機械が壊れる」場合にでも「いかれる」と表現する。

いかれる・いけれる【行かれる・行けれる】(動) 行ける。行くことができる。
○「出来る」を「出来れる」、「勝てる」を「勝てれる」とも表現する。

いごく・いごかす【動く・動かす】(動) 動く・動かす。
●使用例「そこにある荷物ちょっといごかしてくれんべか」
○「いのく・いのかす」あるいは「いぬく・いぬかす」という言い方もある。
プロレスの北海道巡業で、リングサイドの解説者が「どうしたんでしょう。今日の猪木、いのきが良くないですね」といって失笑をかったというのはもちろん私の作り話である。

いずい【居辛い】(形) 異物感があって痛いようなかゆいような感じ。違和感がある様子。
●使用例「いやあ、目にゴミ入って、いずくてわやなんだわ」
○ものもらいが出来たときや、目にゴミが入ったときに目をこすりつつ発する言葉。
「異物感があって痛いようなかゆいような感じ」。
初体験の女性にも似たような症状があるそうだが、それを「いずい」と表現する女性に出会ったことはない(R指定)。

いたましい・いたわしい【痛ましい・痛わしい】(形) もったいない。
●使用例「いやー、まだ使えるのにホントいたましいねー」
○標準語では「大切な人を失って残念(おいたわしい)」という意味だが、富良野では、まだ使えるおもちゃや日常用品の類を捨てるときにも、お年寄りたちがよく使う。道産子には「物にも命がある」という思想があるらしい。

いっつも、かっつも(副) いつでも。
●使用例「そんなに、私のこといっつもかっつも怒らんくてもいいべさあ」
○「いっつも」の後になぜ「かっつも」が付くのかは不明。
「かっつも」がはたして何を意味するのかもよくわかりません。
が、ただ単に「いつも」というより、」後に「かっつも」をつけることで、ホントに「いつでも」という感じがでるわけです。
私の場合、飲みに出ると、いっつもかっつも二日酔いであります。

いんでないかい(慣用) 「いいんじゃないですか」。
○北海道弁は言葉を詰める傾向があるのと、語尾に「ないかい」「だべさ」がつくのが特徴だべさ。
「いんでないかい」はその両方が特徴的にまざった言葉。
協会病院の内科医は「院で内科医」。


うそんこ【嘘んこ】(名) うそ。試し。ごっこ。 反意語は「ほんこ」 。
●使用例「この賭けほんこ?それともうそんこ?」
○浮気も「ほんこ」はいけません、「ほんこ」は。
あくまで「うそんこ」ということでお願いしたい(って、誰に向かって言ってるの?)

うるかす【潤かす】(動) 水を含ませる。ふやかす。「水につけてふやかす」というニュアンス。
●使用例「茶碗後で洗うから、ちょっとうるかしといて」
○「売るのか貸すのか」はっきりしてほしい。
「うるける」 は「ふやける」という意味。長風呂で手がふやけたときに「手がうるけちゃった」などと言う。


えっちくさい(形) すけべっぽい。Hっぽい。
●使用例「あの人の目つきって、なんかHくさいよね」
○ちょっと「すけべな感じがする」という意味。
北海道はどういうわけか「〜くさい」という表現をよくします(はんかくさい・とろくさい・ばかくさい・うそくさいなど)。
たぶん内地の人間より嗅覚が発達しているのでありましょう。
道産子は日々動物的嗅覚を頼りに生きているのであります。

えらい(形) つらい。たいへん。すごく。
●使用例「ここまで歩いてきたんかい?いやーえらかったしょう?」。
○「辛さを乗り越えるのは偉い」が語源か。
「すごく辛い仕事」は「えらくえらい仕事」となる。
方言辞典のような「えらくえらい作業をしているわたしはホントに偉い」 

えんこする【エン故する】(動) 自動車のエンジンが故障する。
●使用例「山道で車がエン故しちゃってよ。いやあ泡食ったぞな」
○うちのオヤジがよく使ってました。
子どもながらに車が「うんこ」するってのはいったいどういう事なのかと疑問に思っていたものですが、なるほどエンジン故障すればその場にしゃがみ込みたい気持ちになりますもんね。
イメージを喚起するになかなか巧みな略語ではあります。


おがる(動) 大きくなる。植物が生長する。
●使用例「玉葱もだいぶおがってきたなー」
○「生芽る」が語源か。
男性自身が「おがる」と女性達は「よがる」(R指定)

おこうこ・おここ【御香香】(名)「漬け物」のこと。
○その昔農家では庭先でニワトリを飼っていたため、食事中「おしんこ」と云うべきところを 鳴き声につられて、思わず「ここここ、おこーこ」といってしまったのが語源、というのはどうも嘘くさい。

おぞい(形) おそまつ。できがわるい。
●使用例「うちの息子ときたらまったくおぞいんだわ」
○「おぞましい」の短縮形でしょうか。
やたら容量のでかい画像を使いすぎて遅くなってしまったホームページを「おぞいホームページ」という使い方は、合っているようだが間違い。

おっかない(形) こわい。おそろしい。
●使用例「あそこの家のかーちゃんなら、まずおっかないぞな」
○「おっかあがいなくて不安」が語源と思われるが、個人的には「おっかあがいる」方が「おっかない」気がしないでもない。
おっかないオヤジには嫁の来手がいないので、結果的におっかあ(がい)ない。
ちなみに北海道最北端の街はわっかない(稚内)である。

おだつ【煽つ】(動) はしゃぐ。ふざける。
●使用例「父さんったら、若い子と話すと、そやってすぐおだつんだから」
○「煽てられて調子に乗る」が語源だが、煽てられなくてもかってにはしゃぐ状態をさす。
バブルの頃ディスコで流行った「お立ち台」を富良野では「おだつ台」と言っていた(ウソ)。
あのころは「日本中がおだっていた」んだなー。

おっちゃんこする(動) (子供が行儀良く)おすわりする。
●使用例「は〜い、みなさ〜ん、よい子はきちんとおっちゃんこしましょうね〜」
○「おっちゃん」が何かを 「こする」わけではない。

おつゆ【お汁】(名) 「味噌汁・お吸物」のこと
○東京の定食屋で「おつゆくださーい」と元気よく叫んで、思いっきり恥をかいた苦い経験があります。

おでき【お出来】(名) 「できもの」「ふきでもの」「ものもらい」の総称。「できもの」の丁寧語。
○こんなものに丁寧に「お」をつけてもしょうがないと思うのですが。
でも「あら、ふきでものが」というよりは「あら、おできが」といったほうが表現としては柔らかく、なんとなくかわいらしい感じがしてステキです。

おばんです【お晩です】(感) こんばんわ。
○これはもう北海道の方言としてはつとに有名なのでみなさんご存じでしょう。
夜の挨拶だけが「お晩です」であって、「お朝です」とか「お昼です」というのはなぜかありません。
「おばんです」と声がするので、玄関までいってみると、そこに立っているのは意外に「おじん」だったりします。
ちなみに富良野のお盆期間中の挨拶は「お盆です」・・・です。(ウソです)

おもしい【面しい】(形) 面白い。
●使用例 「昨日見たお芝居、なまらおもしかったぞ」
○「おもしろい」の「ろ抜き」言葉。変な形をした重しは「おもしいおもし」


おやき【お焼き】(名) 他の地域では今川焼き・大判焼き・太鼓焼きなどと呼ばれる菓子のこと。鯛焼きもおやきの一種。

○富良野には鯛焼きにハムの入っている「ハムタイ」という世にも不思議な「おやき」がある。
「甘太郎」という店の人気商品です。おみやげにどうぞ(って、ここで宣伝してどうする)。


おんじ・おんちゃん(名) 弟
○「妹」のことは「めんじ・めんちゃん」

おんた・めんた(名) 「おんた」は「オス」。「めんた」は「メス」
○「オカマ」のことを「オメンタ」とは言わない。


かい【痒い】(形) かゆい。
●使用例「ああ、背中かい!」
○北海道では疑問文を「〜かい?」という言い方をするので、「かゆいですか?」は「かいかい?」となる。
方言を知らない人には な〜んのこっちゃさっぱりわかりません。

がいに(副) 非常に・桁外れに
●使用例「北印のニンジン扱い量だら、がいな数だべや」
○「予想外の」「並外れの」の「外」からきているものと思われますが、「桁違いな」から来ているという説もあります。

がいま(名) 仲間はずれのこと
○「仲間内」の反意語である「仲間外」がひっくり返って「がいなかま」。それがちぢんで「がいま」になったものと推測される。
子供の頃不良っぽい子が使っていたことば。
私お行儀がよかったので、こんなお下品な言葉は使ったことがありません。

がおる(動) 弱る。疲れてやつれる
●使用例「おまえ、なしたのよ。なまらがおってるべや」
○新婚間もない新郎によく見られる症状。
語源は「臥折る」。
すなわち、「体を曲げるようにして寝るほどのひどい疲れ」という意味す。
「かおる」色香に誘われて、歳もわきまえずに頑張りすぎると、目覚めたときには思いっきり「がおる」ことになるので要注意(これまたR指定)。


かかさる【書かさる】(動) 書ける。

●使用例「このボールペンもう使わないの?まだ書かかさるのにいたましいしょ」
○「〜さる」は「〜できる」という意味と「自然に〜してしまう(自発)」という意味の二つの表現に使われる。
階段を昇るミニスカートの女性に「見る気がないのにどうしても目がいってしまう」ような状態に陥ることを「見らさる」と表現するらしいが、そのような経験をしたことのない私にはさっぱりわかりません。


かしがる【傾がる】(動) 傾く。
●使用例「雪の重みで、あそこの倉庫傾がってきてるぞ」
○「傾(かし)げる」が語源。「傾げる」の受動的表現が「傾がる」。
が、倒産しそうになり傾き賭けている会社を「あの会社、傾がってるぞ」とは言わない。

ガス(名) (濃い)霧
○「帰り道は峠にガスかかってるかもしれんから、気い付けてな」
霧がかかって「もやっている」状態を「ガスがかかる」と言うわけでガス。

がっき(名) 鍵型に曲がっている状態。もしくはエラが張っている状態。先端が膨らんで、引っかかりのある状態を指す用語。
○すなわち、男性自身の膨らんだ先端を意味する下ネタ用語。アクセントは「が」にあります(R指定)。
ヤマハや河合のことではありません。

がっさい・がっちゃい(形) できのわるい。安っぽい。
●使用例「この車安いだけあって内装がなまらがっさいわ」
○「がさい」とも言います。「がさつ」が語源と思われます。
「ガッチャマン」とは縁もゆかりもありません。

かっちゃく【掻ちゃく】(動) ひっかく。
●使用例「蚊に刺されたところをかっちゃいたらダメだよ」
○そういえば昔、お盆の時に近所の子供達とろうそくもらいに回った童歌の中にもあったっけなあ。
「ろうそく出ーせ出ーせよー。出さないとかっちゃくぞー。おまけに食いつくぞーっ」。
今思うとおそろしい童歌だったんですね。

がっちゃき(名) 痔(ぢ)。特に裂肛痔。
語感がいかにも痛そう・・・・

かっちゃます(動) かきまぜる。ごちゃごちゃにする。
●使用例「あいつがいるとすぐ場をかっちゃますもんなあ」
○麻雀で大負けしたとき、ついやってしまう動作。


かつける(動) ひとのせいにする。
●使用例「おまえなら、すぐそやって人にかつけるもなー」
○「かこつける」に近いニュアンスですが、もう少し狡知に長けた感じ。
政治家がよく使う「秘書が、秘書が」というやつ。
政治家はよく他人にかつけてけつかる。(関西弁とのハイブリッドです)

がっつり・がっちし(副) がっちり。しっかり。きつく。
●使用例「いやあ、こないだ先公にがっつり怒られちゃってよ〜」
○「ガッツ石松」が釣りに行くことを「ガッツ釣り」というのはあきらかな誤用。


がっぽ(名) 身が締まってなくて空間が空いた状態。
●使用例「この芋切ってみたら中ががっぽだべさー、わやでないかい」
○「がっぽり穴があいている」の短縮形と思われます。
私のように財布ががっぽでは、がっぽがっぽ儲かるわけがない。
「脳みそがたらない」 からといって「頭ががっぽ」とは言いませんのでお間違いなきよう。


かまかす【掻廻かす】(動) かき混ぜる。
●使用例「このスプーンでよくかまかしたほうがいいよ」
○「カマ化す」と書けばおカマに変身することですが、本方言とは全く関係ありませんので変な想像をしないように。


かまどかやす【竈かやす】(動) 破産する。
●使用例「あんな派手な生活してれば、誰だってかまどかやすって」
○飯を炊く「かまど」をひっくり返しては、飯が食えなくなる(すなわち破産)というわけ。
ひっくり返すのはせいぜいちゃぶ台程度に止めたいものであります。星飛馬の父のように。


かでる・かぜる・かせる(動) 仲間に入れる。
○主として子どもたちが使う用語。「加えてやる」の訛と思われます。「まぜる」も同義語。
むかしのいじめは、缶けりやゴム飛びをしているときに「おまえなんか、かでてやんないよ〜」といって仲間はずれにする程度のかわいいものでした。
札幌にある公共施設「かでる」の名称はこの方言からとったのだそう。


がめる(動) 盗む。眼(ガン)をつける。
●使用例「おまえ、それあそこの店からがめってきたんでないべな」
○窃盗の常習犯を北海道では「ガメラー」と呼んでいる・・・・・というのは私の創作。


かやす・かやる【返す】(動) ひっくり返す・ひっくり返る。
●使用例「やかんかやして大やけどしたべや」
○飲んべえな私は、酔うといつも何かをかやしては、かーちゃんに叱られてます。

かんかい(名)  氷下魚(こまい)を干して酒のつまみにしたもの

かんかん【缶缶】
(名) 空き缶。
○「缶」といってしまえば済むモノを、わざわざ「かんかん」という。
その昔北海道にまともな楽器がなかったころ、空き缶は「パーカッション」として貴重な存在であった。
打楽器としての空き缶を「かんかん」といって可愛がり、たんなる「缶」という無味乾燥な呼称とは一線を画していたのだと思われます(ホンマかいな)。
北海道に来たら「空き缶」は「かんかん」、「缶」といってはいかん。

がんがん【缶缶】(名) 一斗缶のような比較的大きな缶。
○小さいのが「かんかん」で大きいのが「がんがん」。
叩いたときの音の大きさでこう表現するようになったものと思われます。
感覚的にとてもわかりやすい使い分けですね。

がんび(名) 焚付け用の白樺樹皮
○「がんび」と似ているところから、かさぶたを「がんべ」と称するようになったのだそうで、「がんび」は「がんべ」の親分なのだそう。
同類語に「藤山寛美」というのがあります。


かんぷうかい【観楓会】(名) 11月頃に行う紅葉を見に出かける小旅行。
○北海道では年中行事ですが、本州ではそのような習慣はないと聞きます。
私もこちらに帰ってくるまではこうした習慣を知らず、しばらくは「寒風会」と書くものだとばかり思っていました。
内容から言ってこちらの漢字を使った方が似合ってると思うんだけどなー。


がんべ(名) かさぶた
○「いいふりこきのがんべたかり」という表現がありますが、これは「カッコつけているが少しも格好良くないヤツ」をさします。
どういう容貌を「がんべたかり」と表現するのかは定かではありませんが、語感からして相当すごい状況にあることは容易に察知できます。
「かんべいちろう」「かんべむさし」と言った名前を連想しますが、あれは「かんべ」。なまってはいかんべ。
「が」を「だ」に変えると北海道ではとんでもないことになりますので、取り扱いにはくれぐれも要注意です。


きかない(形) 気が強い。
●使用例「あいつんちの嫁さんだらホントきかないもなー」
○一般的に性格のきつい女性を指す用語。強調するときは「きっかない女」などと表現する。
「云うことをきかない」というよりも「きつい性格」「負けん気が強い」というニュアンス。
性格がきつく暴力的な奥さんは「危家内」(我が家のことではありませんぞ、念のため)。

きしゃ【汽車】(名) 「電車・ディーゼル機関車」などの総称。
○うっかりすると、私、今でも電車のことを「汽車」といってしまうことがあります。
「内地」と同じで、古い習慣が抜けなくなってしまった例。いくら北海道でも、今時汽車はさすがに走っておりません。
でも「汽車」と言わないと、表現できないニュアンスもあるのですね。
「夜汽車にゆられて」と「最終電車にゆられて」では浮かんでくる映像がまったく違ったものになってしまうではありませんか。
別れのシーンは「電車」ではなく「汽車」でなければならないのです。


ギッチョ(名) 左利き
○大分名物の焼酎「吉四六(きっちょむ)」とは縁もゆかりもありません。
高校野球の北海道地区予選でのアナウンサーの解説では「おや、この選手ギッチョかと思いましたが、 ところがギッチョン、スイッチヒッターだったんですねー」と言ったとか言わなかったとか(どっちなんだよ)。

ぎる(動) 盗む。
●使用例「おまえ、それどこでぎってきたのよ」
○若い人の用語で、「万引きする事」を意味します。
盗みは罪、すなわち「guilty」(ギルティー)というわけ。
私の場合は「ぎる」より 「値切る」であります。


ぐすべり グーズベリー(gooseberry) (名)セイヨウスグリ。ユキノシタ科の落葉低木。果実は食用。直訳すると「がちょうのいちご」。
○子供の頃はおやつとしてよく食べていました。 あの甘酸っぱい味・・・う〜ん、なつかしいなあ。

ぐーちーぱー ぐーちょきぱー。
○北海道では「ちょき」より「ちー」という人の方が多い

くっちゃべる【口喋る】(動) ぺちゃくちゃお話をする。
●使用例「前から3列目の子、いつまでくっちゃべってるんだ」
○「くちゃくちゃ」と下品な音をたてつつ何かを食べながらおしゃべりに熱中すること。
口(会話)が非常ベルのごとくかまびすしいこと(口っちゃベル)。
それにしても女性ってやつは、どうしてああ四六時中”くっちゃべって”いられるんでしょう?

軍艦軍艦ハワイ♪ 「軍艦遊び」の童歌
○子供の頃流行った、じゃんけんで相手と同じものを出さない様にする遊びのわらべうた。
「グー」 は「軍艦」、「チョキ」は「沈没」、「パー」は「ハワイ」。
子供の遊びにも戦争色が色濃く残っていたんですね。


けいじ【鮭児】(名) シロザケの未成熟なもの。
○ シロザケ数千匹のうち1匹程度しか水揚げされず,また非常に美味で高値で取引される。
雌雄がないのだそうで、倉本先生曰く「鮭のおかま」

げっぱ・げれっぱ【下っ端】(名) ビリ。ビリっけつ。最下位。
●使用例「うちの子は運動会でいっつもげっぱさぁ」
○「ハゲッパ」とは髪の毛の最下位のこと。
その昔ジェームス・ブラウンの曲で「ゲレッパ!」と叫ぶ「セックスマシーン」なる歌があったそうな。

けやす【消やす】(動) 消す
●使用例「寝る前に電気ちゃんと消やしなさいよ」
○「消す」 で良いのに、なぜか間に「や」が入る。何故入るかはなぞ。


〜こく【放く】(名) 〜する。
●使用例「♪真似こき猿さん尻真っ赤〜♪木に登って落ちちゃった〜♪」(童歌)
○「うそをつく」は「うそをこく」。「失敗する」は「失敗こく」。「真似する」は「真似こく」。
「へをこく」は一般的に使われると思うが、それ以外の「こく」は北海道ならではの表現とか。
オラ、びっくらこいただ。

ゴショイモ【五升芋】(名) 馬鈴薯
○「五升芋」が語源とか。
ひとつの蔓から五升穫れることから。京都御所で穫れる芋ではないとのこと。

こちょばい・もちょこい(形) くすぐったい。
○標準語の「こそばゆい」と同じ意味。動詞は「こちょばす」
「くすぐったい」より「こちょばしい」「もちょこい」と言ったほうが「こちょばしい感」が増幅するから不思議。
「もちょこい」といっても「もうちょっとこっちへ来い」という意味ではない。

こっこ(名) 子供・たまご・雛など小さいものの総称。
●使用例「イクラっていったら、鮭のこっこのことだべさ」
○ちなみに「お新香」のことを「おここ」、「棒」のことを「ぼっこ」といい、名詞の後ろに「こ」を付けることが多いのが北海道弁の特徴。

(ごみを)なげる【(ごみを)投げる】(動) ゴミを捨てる。
●使用例「峻、このティッシュ、ゴミ箱に投げてきて」
○道産子は「ゴミを投げる」は標準語と考えているらしく、日常方言を使わない人でも、ほとんどがゴミを投げると言う。
けっして適当にあちこち放り投げたりするわけではないのだが。
北海道は土地が広いので、捨てるというよりは豪快に放り投げるという感じなのでしょうか。
内地の人が聞いてそのダイナミックさに度肝を抜かれる方言のよう。
富良野の人に「ゴミ投げてきて」と頼まれても、どこかに放り投げたりはしないで下さい。

これ誰かにさくらんちょ 子供の頃流行った遊びの童歌。
○「♪これ誰かにさくらんちょ♪」「いんちょ」「♪いんちょのお土産まだ来てない♪」という、まことにもって意味不明な童歌。
標準語では「♪これ誰かにあ〜げ〜る♪」でありましょう。
「さくらんちょ」も「いんちょ」もまったく意味不明であります。

こわい(形) 疲れる。
●使用例「ああ、こわい。ちょっと一服するべえ」
○一仕事終わった後に「ああ、こわい(疲れた)」。
道産子ならみんな 無意識で使ってしまう表現。
一緒に山登りしている途中で「ああこわい」といっても、けっしてあなたの顔がこわいと言っているのではない(言っている場合もあったりしますが)ので腹を立てないようにしましょう。

こ(ん)まい(形) 小さい。
○「こまかい」の「か」が抜けた形ですが、「こまかい」とは若干ニュアンスが異なる。
「小さくていとおしい」と言った意味合いが言外に含まれているのですね。

小さくて古い米は「こまいこまい」

ごんぼほる【牛蒡掘る】(動) ダダをこねる。ごねる。無茶を言う。類義語は「だはんこく」 。
●使用例「いつまでもそうやってごんぼほってればいいべさ」
○昔ゴボウを手で抜いて収穫していた頃は、なかなか抜けなくて手を焼いたことに由来するのでしょうか。
今は機械を使って抜くので「ごんぼ掘り」もずいぶん楽になりましたが。


さがり(名) 牛・豚の内臓肉、はらみ。
○上富良野が発祥の地とか。「昼さがりのソーセージ」なんての作って見たらいんでないべか。

さっちょん【札ちょん】(名) 「札幌チョンガー」の略。札幌へ単身赴任しているサラリーマン。
○「福岡はハカチョン」「仙台はセンチョン」 「佐賀はガチョーン」

サビオ(名) 絆創膏バンドエイド
○商標名だがなぜか一般名詞化していて、北海道では「バンドエイド」と言わず殆どの人が「サビオ」という。

ざんぎ(名) 唐揚げ
○これが方言であるとは知りませんでした。
最近は東京でも「たこざんぎ」「いかざんぎ」などが誕生しているらしいのですが、これは方言が東京に移入して一般化したもの。
美味しくない唐揚げのことを「ざんぎの値打ちもない」という?


したから(接) だから。
したけど・したって でも。
して そうして。

●使用例「したから、ダメだって言ったべや」
「したって、しょーがないべさ」
「して、その後どうなったのよ」
○今でも日常的によく使われる普通の会話です。これを頻繁に使うとあんまりお利口さんな感じはしませんが。

したっけねー(感)  「じゃあねー」「またねー」という女の子たちのあいさつ用語。
○単に「したっけ」という言い方もありますし、「したらね」という言い方もあります。
パ○パンのことを「下っ毛ねえ」という使用法は明らかに誤り(R指定)。

しばれる(動) マイナス30℃を超えるような凍てつく寒さになる。
○語源は「柴割れる」。柴が凍り付いて割れるほどの厳しい寒さになること。
北海道内でも「しばれる」 と表現する気温は微妙に違っていて、札幌などではマイナス20℃程度でも「しばれると」表現する。「しばれる寒さ」が「しびれるような快感」という奇特な御仁も富良野にはいる。

じでんしゃ【自転車】(名) じてんしゃ。
○「じてんしゃ」ではなく、なぜか 「じでんしゃ」と濁って発音する。
「電車」との混用でありましょうか。あるいは「自電車」と勘違いしましたか。


しゃっこい(形)つめたい。
●使用例「この水で顔洗うってかい?しゃっこすぎてわやだべさ」
○日常的には「つめたい」と標準語をつかっている人も、突然冷たいものにふれたときは、思わず「しゃっこい!」と言ってしまうようです。
道産子の悲しいサガ。
性格的に冷たい人のことを「しゃっこい人」と言ったり、死体に触れて「しゃっこくなってる!」と言ったりはしませんのでご注意下さい。

じょっぴんかる(動) 鍵をかける
●使用例「夜は物騒だから、じょっぴんかけて寝ないとダメだよ」
○「錠をピンとかける」が語源でしょうか。
ボサノヴァの大御所アントニオ・カルロス・ジョビンとは縁もゆかりもない。

〜しょやー(終助) 〜でしょう。でしょうよ。
●使用例「あんたこないだそやって言ったしょやー」「そこまで言わなくても良いしょやー」
○話の中身を強調したいときに使う話法。
処女と信じてめとった妻が、初夜にその道のベテランだったと判明した時は、新妻にむかって「初夜だって言ったしょやー」と大声でなじりましょう(これもR指定)。

「♪♪じゃんけん、ほかほか北海道〜♪♪」 子供の頃、じゃんけんするときに唄ったわらべうた。
○地域によっていろんな種類があるんでしょうね。
ちなみに、この後は「♪♪あいこでアメリカ、ヨーロッパー♪♪」と続きます。
で、さらに「♪♪パーリー、フランス、ドーイーツー♪♪」とつながります。昔にしてはずいぶんとグローバルなのであります。


「〜しれ」(動) 〜しなさい。〜せよ。やりなさい。
(「〜する」の命令形)
●使用例「お前も受験生なら、もうちょっと勉強しれって」
○「やれ」と言うべきところを「しれ」という。あきらかに文法的誤謬であります。
いまだに「しれ」と言って「しれっと」した顔をしているやつのことを、富良野では「しれ者」と呼んでいます。


ぜんこ【銭こ】(名) お金。
○「銭こ」のなまりと思われる。
「善行」をする人は「ぜんこ」が溜まる。


そったら(べっちょ)・すったら(べっちょ(連体) そんなちょびっと。
●使用例「これおまえにやるか?」「そったらべっちょだら、いらん」
○「そったらべっちょ」ってどんな「べっちょ?」と書くと思わず顔を赤らめる地方もあるようですので大いに気をつけましょう。


そったらもん(名) そんなつまらないもの。とるにたらないもの。
●使用例「そったらもん、もらったってしょうないしょやー」
○「剃ったらもん」すなわち剃った後のひげ・頭髪・恥毛など、(コレクター以外には)あってもしょうがないモノのこと

そやって(連体) そんなふうに。
●使用例「いやあ、しかしあんたそやって言うかい」。
なまりがきつい場合は「あんたそやっちゅうかい」

もっときついと「あんたそっちゅうかい」


たいした【大した】(副) すごく。とても。
●使用例「いやいや、今度買った車、たいしたいいんでないかい」
○「たいした奴」 という時の「たいした」と同義だが、「たいした良い」という使い方は北海道弁ならでは。
大下八郎(古!)はたいした偉い。

たくらんけ(名) たわけもの。ばかもの。
●使用例「何やってんだ、このたくらんけ!」
○「田クランケ(患者)=たんぼのばかもの」が語源ではないかと小生は睨んでいるが、思いつきでこういうこと言う奴が本当の「たくらんけ」である。

たごまる【田屈まる】(動) 糸・布・衣服など「からんでごちゃごちゃ」になる。
●使用例「ほら、良、服脱いだらちゃんとたたみなさい。たごまってるしょや」
○なんか雰囲気でわかりますよね、この状態。
男女のもつれた関係を「たごまった関係」という使用法は誤りです。

だはんこく【駄反放く】(動) ダダをこねる。言うことをきかない。
●使用例「そうやっていつもだはんこいてたら外に出されるよ」
○「駄反放く」と書くものと思われる。すなわち「無駄な反抗」のこと。
「いやだはーん、だめだはーん」と女性が男性にダダをこねることから由来するという説もある。
こねられてみたい。

だまかす・だまくらかす【騙かす・騙くらかす】(動) だます。
●使用例「おまえそやっていっつも女だまくらかしてるんだべや」
○「だます」よりさらに狡知に長けた感じ。あくどくだます。

だらせん・ざらせん【だら銭・ざら銭】(名) 小銭。
○「doller銭」から来ているものと思われる。
子供の頃はよく、だら銭握って駄菓子屋さんに走ったものであります。
だら銭持った子供だら(なら)全くろくなことせん!


たんぐつ【短靴】(名) 「(長靴に対して)丈の短い靴」のこと。
○有名なのは三馬のゴム靴(なつかしー!)。
裸足で履くのが流儀。
子供の頃はよく短靴のまま水たまりに入り、 靴を「クチュクチュ」あるいは「ぐちゅぐちゅ」と鳴らしては遊んだものです。


たんぱら【短腹】(名) 短気。
○富良野ではおこりっぽい人は、みな「短腹」と言われる。
たとえ胴が人一倍長くても。


ちねる(動) つねる。
●使用例「また、このー。うまいこと言っておだててばかりいるとちねるぞ」
○指の腹でつねるが「つねる」。
伸びた爪を巧みに使って、血がにじむほど力任せにつねるのが「ちねる」。
したがって「血練る」と書きます。
街を歩いていて若い子に気をやると、いつもかーちゃんにちねられます。

ちゃんちゃんやき【ちゃんちゃん焼き】(名) 鮭料理の一。鮭を味噌等を用いて鉄板上で焼いたもの。
○食後は「ちゃんちゃん♪」と鳴り物を入れて締めましょう。


ちゃんをつける(動) いちゃもんをつける。
●使用例「お前なら、俺の言うことにいっつもそやってちゃんつけるもな」
○「や文字」のおにいさんが「ちょっとそこのおにーちゃん。なんか文句でもあるのかい」と「ちゃん」をつけてすごむところから来ていると言われる。
不運にも「ちゃん」をつけられたら、笑顔とユーモアでかわし、最後に「♪ちゃんちゃん♪」と鳴り物で締めてさっさと逃げましょう。

ちょす(動) からかう。さわる。いじる。
●使用例「エープリルフールであいつにちょされてよ」。
○「ちょっかいをだす」の短縮形か。
昔はでき物が出来たときなど母親からよく「ちょしたらだめよ」と言われた。
言われれば言われるほど気になって「ちょしてしまった」ものですが。

ちょべっと(副) ほんの少し。
○「ちょびっと」というのが標準語ですが、北海道は「ちょべっと」。
道民のルーツが「モンゴル」「チベット」などいわゆる北方遊牧民族だったことのゆるぎない証である(ホントかあ?)

ちょんこ(名) 野球用語で「バント」のこと。
○「ちょこん」とバットに当てるので「ちょんこ」。
小学生時代、遊び時間中(休み時間とは言わなかった)の代表的なゲームとして流行ったのが、「手バット」(素手をバット代わりにする)と「ホヤボール」(軟式テニスボール)の草野球。(なつかしーいっ)中庭でする遊びの定番だった。
屋根越しに豪快なホームランを打つやつもいれば、快足にモノを言わせて「ちょんこ」でヒットを稼ぐやつもいた。
幼い頃の「ホームラン派」と「ちょんこ派」は大人になった今でも、「ホームラン派」と「ちょんこ派」のままである。

ちゃんこい(形) 小さい。
○「ちっこい」「ちんまい」という言い方もある。
「めんこい」女性から下半身を指さされて、「あら〜ちゃんこいわね〜」と言われてしまったときのショックと言ったら・・・・・(ややR指定)。


つっぺかる(動) 栓をする。
●使用例「お前鼻血出てるぞ。早くティッシュでつっぺからんとダメだべさ」
○「穴を埋める」 場合も「つっぺする」といいます。
二文字違いの下ネタ用語がありますが、この場合まったく関係ないので深く詮索しないように。


「〜でした」 電話に出ていきなり「はい、伏田でした」「毎度様でした」などと過去形で挨拶する。
○これから会話が始まるというのに、始まる前から終わろうとする、道産子ならではのすごい挨拶。
「おはようございました」「毎度様でした」などという挨拶も道産子には日常である。
突然「伏田でした」と言われても会話が終わって訳ではないので、うっかり電話を切ってしまったりしないように注意しましょう。

てっくりかえる(動) ひっくりかえる。
○「でんぐりがえる」の変形でしょうか。
昔の親父は短気(短腹)な人間が多く、おこると巨人の星よろしく、思いっきりちゃぶ台をひっくり返したものですが、そのときに晩酌の徳利も一緒にひっくり返っていたのですね。で、とっくり返る、とっくり返る、てっくりかえるとなってしまったという次第。

(てぶくろを)はく【(手袋を)穿く】(動) 手袋をする。手袋をつける。
●使用例「今日は寒いから手袋はいていった方が良いよ」
○これも内地の人が聞いて驚く方言のひとつ。
が、道産子の99%が「手袋をはく」と表現します。間違いない。
「履く」というのは本来足につけることをいうわけで、手につけることを履くというのはどう考えてもおかしい。
道産子がその昔四つ足歩行だったことのまぎれもない証である。

でめんさん【出面さん】(名) 畑作業を手伝う女性援農労働者
○「でづらを集める」が語源と思われる。
旧態依然とした用語であり、現代風に言えば「ファームヘルパー」「フィールドコンパニオン」ということになるが、これではボランティアか水商売のようで何だか頼りない。「でめん」という力強い言葉の響きは他の言葉では置き換えられないのである。

デレッキ・ジュウノウ(名) 昔懐かしい石炭ストーブの必須アイテム。石炭をくべる小さなスコップを「ジュウノウ」、灰汁落としに使う先の曲がった鉄の棒を「デレッキ」という。
○注「あなたはじゅうのうを知っていますか?」を英語で言うと「ドウ ユウ ノウ ジュウノウ?」となり、何だかわからない。

てん【天・纏】を切る(動) トランプ・花札などのカードを切り混ぜる
●「よくてんを切ってから配ってね」
○てん 【纏】=仏語。まつわりつくもの。煩悩(ぼんのう)のこと。


ときしらず【時不知・時鮭】(名) 春から初夏に近海で捕れるサケ。
○ 秋ではなく季節はずれの時期に捕れるのでこう呼ばれる。「時差ボケのシャケ」

とば【冬葉】(名) さけとば。あきあじ(鮭)の半身を日陰の軒下などに吊して干したもの。酒のつまみ。
鳥羽一郎の趣向品であるという説は、どうもうそくさい。

どんぱ(名) 同じ学年の生徒・学生。同級生。「タメ」も同義
●使用例「あいつと俺は中学時代のどんぱでさぁ」
○渡辺マリの「東京ドドンパ娘(古〜っ!)」で一緒に踊ったことのある仲間は「ドドンパ」?


ないち【内地】(名) 「本州」のこと。
○さすがに最近は使う人が少なくなったようですが、50代以上の人だと今でも本州のことを「内地」と言う人が結構いますね。
本州が内地ということは北海道は外地。
そうか、北海道はその昔は外国だったんですね。
沖縄の人の中にもいまだに本州のことを本土といってしまう人がいるそうですから、いや、染み着いた習慣というヤツはなかなかおそろしいもののようではあります。

なした? どうした?
●使用例「おまえ、そんな顔してなしたのよ?」「いやあ、ゆんべ(夕べ)酔っぱらいと喧嘩しちゃってよ
○小生つまらないダジャレを発しては、周囲の人から「なした?」とよく突っ込まれております。

なして(副) どうして。なぜ。
●使用例「おまえだら、なしていっつもそやってだはんこくのよ?」
○「なしてさ?」「なしてもよ」は「どうしてさ?」「どうしてもさ」という意味になる。
でも、なしてそうなるの?

なまずし【生寿司】(名) 「にぎりずし」のこと。
○富良野でお寿司というと通常は「のり巻き」や「いなり寿司」のことを指します。
にぎりずしは「生寿司(なまずし)」といって「のり巻き」や「いなり寿司」のように下衆な(?)ものとは一線を画しているのですね。
富良野の寿司屋でかっこつけて「にぎりちょうだい!」といっても、出てくるのはごま塩の「おにぎり」だったりすることもあるので注意が必要です(なわけないって)。
ちなみに静岡にあるのは沼津市です。

なまずるい・へなまずるい【生狡い・へ生狡い】(形) こすい。非常にずるい。
●使用例「あいつのへなまずるさだら、まぁずどもこもならんぞ」
○「こすい」とほぼ同義語ですが、ニュアンスは微妙に異なる。
細かいことにずるいのが「こすい」、性根からずるいのが「なまずるい」ということになりましょうか。
「屁生ずるい」と書く人がいますが、汚すぎるのでやめましょう。
ちなみに富良野で「へなまずるい」とレッテルを貼られた日には、周りから相手にしてもらえなくなるのでご用心。

なまら(副) すごく。非常に。
○「しばれる」と並ぶ北海道弁の代表格。
「すごくかわいい」は「なまらまぶい」、「大変よろしいのではないでしょうか」は「なまらいんでないかい」。
女子高校生が「久しぶり〜」という意味で「なまらだね〜」と挨拶する場合もあります。
最近では「ダサかわいい」方言として、若い子を中心に内地でも使われているようです。

なもかもない(形) いいことこの上ない。言うことなし。最高。反意語は「どもこもならん」。
●使用例「ここの温泉は広いし、料理も旨いし、ほんと、なもかもないねえ」
○「何もかにも言うことなし」が語源。
酒宴に呼んだコンパニオンのおねーちゃんが「若くて、べっぴんで、スタイル抜群」なら「なもかもない」が、
「年増で、ドラム缶で、へちゃむくれときた日」にゃ「どもこもならん」。

なんぼか(いい) ど(いい)。
●使用例「金借りるくらいなら、じっと我慢した方がなんぼかいいしょ」
○「いくらか良い」というよりは「よっぽど良い」というニュアンス。
近頃は「都会で暮らすより、田舎暮らしの方がなんぼかいい」と考える人が増えてきているのだそう。

なんぼ(副) いくら。
●使用例「この靴、なんぼ?」
○「この靴いくらするの?」と値段を聴いているのである。
「いくらなんでも」は「なんぼなんでも」。

なんも【何も】 べつに。全然。
○「何もさ」は「別に気にしなくていいですよ」という意味。
「すっかりお世話になってしまって。本当にすみません」「いやいや、なんもさ」という会話が富良野では成立する。
一見素っ気ないようだが、相手に気を使わせまいとして、「なんもなんも」とわざと素っ気なく振る舞う、北海道人のやさしさがにじみ出た方言なのであります。


ネットメロン(名) マスクメロン
○静岡ではマスクメロンですが、こちらはネットメロン。「ネット」がかかってるので「ネットメロン」。
実にてらいのない素直な呼称です。「マスクメロン」では何だかプロレスラーのようで名が体を表わしていません。
今度当社が通販で売り出すメロンの名称として、「インターネットメロン」と言うのを考えていると友人に話したら、思いっきり馬鹿にされました。
ちくしょう。なら「西武プリンスメロン」というのはどうじゃー。タイガーマスクメロンってのもあるぞ〜(ほとんどヤケ)


〜ば(助) 〜を。
○「おまえば呼んでるぞ」「ん?おれば、か?」などと使う。
「おまえのこと呼んでるぞ」「ん?俺をか?」という会話なのである。「おれをばか?」という言い方をするやつもいる。
意味としては「俺馬鹿?」でも「俺お馬鹿?」でも「俺叔母か?」でもない。
「おまえば、呼んでるぞ」「ん?おれば、か?」「うん。おまえば、だ」。
こんな会話は道産子でなければとうてい理解不可能。
いまだに「〜をばか」といって会話するやつを富良野では「お馬鹿さん」と言います。

はかいく(動) はかどる。
●使用例「今日は人数が多いから仕事もはかいくわ」
○「お墓に行く」という意味ではありませんので、念のため。

ばくる(動) 交換する。
●使用例「ノリちゃん、CDばくりっこしないかい?」
○子供たちがプリクラシールなどを交換する遊びを「ばくりっこ」というが、最近都会では「夫婦ばくりっこ」なるものも流行していると聞く。
まことにうらやましい限りではある(R指定)。

はしってあるく【走って歩く(動) 走り回る。
●使用例「うちの旦那だら、なんかこの頃忙しそうにあちこち走って歩ってるんだわ」
○「走ってるんだか歩いてるんだか」はっきりしてほしい。

はたく【叩く】(動) 面積の広いもので叩く。叩く。
●使用例「おまえ、そういうダジャレばっかり言ってたら、ホントはたくぞ」
○「平手でたたく」ことを「はたく」という。したがって「肩はたき」とは言いません。
畑仕事をさぼる父ちゃんは、母ちゃんにパーではたかれます。


パッキンかます(動) すきまに何かをはさむ。
●使用例「その棚グラグラするから、なんかパッキンかましたほうがいんでないかい」
○すきまに何かを埋めてきちんとはまると「パッキン」と音がするような感じがするではないですか。
金髪のおねえちゃんを業界では「パツキン」と言いますが、この場合まったく無関係です。

ばったする
(動) 倒産する。
●使用例 「あそこの店、とうとうバッタしたらしいぞ」
○どこぞの会社のように、バッタのごとく群れて飛んでいたバブリーな会社の一群が突然破綻すること。
「ばったりと倒れること」すなわち「倒産する」こと。

ばっち(名) 末っ子
●使用例「私は3人兄弟のばっちで・・・・」
○いつも風呂に入らない末っ子を「ばばっちぃ」、インディアン一家の末っ子を「アバッチ」といったりして。

はっちゃこく(動) 一生懸命がんばる。ハッチャキになって頑張る。
●使用例「あいつ、なんであんなにはちゃこいて頑張っているんだべ」
○ミステリー映画の巨匠「ヒッチコック」とは残念ながら何の関係もないらしい。

ばっぱい(形) 汚い(幼児語)
●使用例「太郎ちゃん、そのお菓子はばっぱいから食べちゃ駄目よ」
○麻雀でちょんぼした(罰符)牌のことではない。
まして「不倫で汚れちまった女性のおっぱい」でもない。

ばっぱする(動) おんぶする。(幼児向けの用語)
●使用例 「あら〜あーちゃん、良いわねえ〜。おばあちゃんにばっぱしてもらってるんだ〜」
○「バック(背中)にパッと乗る」こと 。
ばーさんの背中に乗ってもじいさんの背中に乗っても「ばっぱ」。「じっぱ」というのはない。
「めんこ(富良野ではパッチ)」の小さいのを、息を吹きかけてひっくり返して遊ぶゲームがあったが、あれは「パッパ」。

はなし【話】(名) ほら話
●使用例「え?今の話ホントか?」「いや、話よ」。
○どちらも同じ「話」ですが、前者は一般的な「話」、後者は「ほらばなし」。

この微妙な使い分けが出来るようだと、北海道弁の使い手としてはかなりの上級者といえます。

はねる【跳ねる】(動) びっくりする。
○常識外の発言に対して「あいつのあの言葉にははねたじゃー」などという。
「びっくりして飛び跳ねる」という漫画的表現。
近頃の日本のエライさんの発言にはいつも「はねるじゃー」

はらくそわるい【腹糞悪い】(連語) 腹がたつ。いらいらして不愉快。
●使用例「あいつの言い方何よ。ホント腹糞悪いぞな」
○標準語では「胸くそ悪い」

が、「胸に糞」は普通たまらないわけで、その意味では「腹糞悪い」の方があっているような気がするのは私だけでしょうか?

はんかくさい【半可臭い】(形) いじましい。まぬけな。
●使用例「まぁた服を泥だらけにして!駄目だっていつもいってるしょ!はんかくさいんでないの!」
○「生半可くさい」が語源と思われる。
ガキの頃は、よくおふくろにこの言葉をあびせられたもの。
「本当に馬鹿なんだから」は「なまらはんかくさいんでないの」となる。
博打で丁か半か悩んだあげく、丁といってはずれたときに「半かくさい」というのは誤用。

ばんきり【晩きり】(副) いつも。つねに。始終。
○カウンターゲットで狙うのは「キリ番」。
そういえば、賞品ねらいで晩きりリロードし続ける人がいますもんね。

ばんぺいする【番兵する】(動) 見張り番をする。
○「番をする」で事足りるのだが、北海道の人は「番兵する」という。
屯田兵が活躍した北海道開拓時代のなごりと思われる。
荷物を置いてちょっとその場を離れるときに、知人に「ごめんね。ちょっと番兵していてもらえるかい」などと言います。
言われた方はいきなり兵隊扱いされるわけですが、人の良い道産子は文句も言わずきちんと番兵を務めてくれるのです。


ビュー(名) べっぴん。
●使用例  「あいつの彼女だら、なまらビューだぞ」
○「ビューティフル」 がなまったものらしい。


ふっつく(動) 男女がいい仲になる。
●使用例「N夫とS子、どうやらふっついたらしいぞ」
○一般的には「くっつく」「ひっつく」ですが、富良野では「ふっつく」。
富良野では仲人のことを「ふっつけ人」お見合のことを「ふっつき予選」といいます。(なわけないか)

(布団を)ひく(動) 「布団を敷く」のなまり。
○我が家の場合、私のいびきがあんまりうるさいので、家族に叱られて一人とぼとぼ隣の部屋へ布団を引いて行ったりします。


へちゃむくれ(名) 「ブスの常識をはるかに越えたとびっきりのブス」のこと。
○なにしろ「へちゃ」がむくれているというのですからおそろしいことこの上ありません。
だって「へちゃ」がむくれてるんですよ、「へちゃ」が・・・・・。
ところで「へちゃ」っていったいなんなんでしょう?


ぺったらこい【平ったらこい】(形) 平ったい。扁平な。
●「水切りするなら、ぺったらこい石使った方がうまくいくぞ」
○富良野ではリーガルのスリッポンのことを「ぺったらシューズ」Aカップの女性の胸を「ぺったら胸」と呼んでいる(うそ)。
音の響きからその形状が容易にイメージできる北海道ならではの秀逸な形容詞といえます。


ほいと・ほいど(名) 「生活に必要なものを他人からもらったり廃棄されたものから調達して生きていく人」(フーッ)「ホームレス」。
○きびしい環境下にありながら、意外に「ほいほいと」気楽に生きている人のこと。

ぼう・ぼったくる(動) せかせる。いそがせる。
●使用例「今日中に仕事終わらせるように、少しぼったくらないといかんな」
○「ぼったくる」は本来「法外な金を要求する」という意味ですが、北海道では「せかせる・急がせる」の意味で使用します。
人気映画「ハリー・ポッター」が町にやってくることを「ポッター来る」というのは誤用。

ぼっこ(名) 棒。
○「ドジョウ」を「どじょっこ」というのに似た表現。
五本指でない袋型の手袋を「ぼっこ手袋」などと言っておりました。
悪さをするとオヤジに「ぼっこ」で「ぼっこぼっこ」にされます。

ほっちゃれ(名) 産卵を終え、瀕死の状態にある鮭
○食用にならないので、捨てられる運命にあることからこう呼ばれます。
転じて、老いて役に立たなくなった者を指す残酷な用語。
私もどこかでこう呼ばれているのではないかと、ときどき不安になります。

ほろう【払う】(動) 払う。
○「はらう」と言わずに「ほろう」という。
動作としては「はらう」より情緒的。
「雪がほろほろと落ちていくさま」まで映像的に表現しているのでありますね。
「金を払う」を「金をほろう」と言ったり、厄年のお払いをしてもらう事を「おほろいしてもらう」とは言いませんのでご注意下さい


まかす【撒す】(動) こぼす。
●使用例「あらーごめん、お茶まかしちゃった」。
○けっして「お茶と喧嘩して勝ってしまった」という意味ではありません。
「水を撒く」の「撒く」に由来するものと思われます。
「愚痴をこぼす」ことを「愚痴をまかす」と云ったり、「おめこぼし」を「おめまかし」と言ったりはしないので気を付けましょう。

まかたする(動) 採算がとれる。儲かる。
●使用例「こんなに客が少ないんじゃ、まかたしないんじゃないの?」
○土木工事で儲けることを「どかたする」といいます。
「あがた森魚」が「赤色エレジー」で儲けること(古!)を富良野では「あがたする」といいます。うそです。


まずる(動) 失敗する。
●使用例「いやあ、昨日酒飲みすぎてよー、まずったまずった」
○「まずいことをする」の短縮形でありましょう。
ショパンのマズルカとはまったく関係ありません。

まぜる【混ぜる】(動) 仲間にいれる。
●使用例「ね、ね、何話してんの。私もまぜて〜」
○「かでる」「かせる」とほぼ同義語。

まて【真丁】(形動)  ていねいな様子。まめな様子。
●使用例「あいつは女にはホントにまてなんだよな」
○「真丁寧」が語源でありましょう。男が女にまてになるのは、ほとんど下心があるからであり、その意味で「まて」は「(悪)魔(の)手(口)」でもある。
したがって、異常に「真丁」な男からのプロポーズには用心しなければならない。
要約すると「真丁」な男は「魔手」だからちょっと「待て」ということになり、なんだかよくわからない。

ママさんダンプ(名) 雪かきのときに使う、大きなスコップのような道具。
もともと商品名だったらしいが、いまではかなり一般的な呼び名になった。
北海道ではなぜかパパさんではなく、ママさんが雪かきの主役なのである。


みったくない(形) 美しくない。みたくもないほどブスな様。
●使用例「あんな女のどこがめんこいのよ。みったくないべや」
○「見たくない」を力を込めていうと「みったくない」になる。
「ブス」の上を行く最上級の表現。
発音は似ていますが、「みっともない」とは意味において異なります。
名詞形では「みったくなし」。当然本人を前にして使うのは禁じ手。


むったりくる(動) むっとする。
●使用例「あいつだら口ばっかりで、ホントむったりくるぞな」
○今風に言うと「超むかつく」ですが、そのようなその場限りの感情ではなく、積年の恨みが積もり積もることによって発露するべたついた感情。
「むっとする感情がべったりとまとわりつく」こと。
「むっとくる」では軽すぎてべたつき感が出ないのであります。

むりっくり、むりしゃり(形動) 無理矢理。
○「むりっくり、むりしゃり」の方が、単なる「無理矢理」よりも無理矢理度・強引度において上位にランクします。

むる【漏る】(動) 漏る・洩る。
●使用例「家の天井だら雨が降ると、むってわやなんだわ」
○「もぐす」も北海道弁だと「むぐす」。なぜ「も」が「む」になるのかは謎。 


めっこめし(名) 温度が低すぎて炊き損じたご飯。
○炊事遠足のときに、飯ごうで炊く飯によく見られる症状。
芯が残っていてとても食べられる状態にないのですが、カレーにカムフラージュされて知らぬ間に食べさせられたものであります。
丁寧に接頭語を付けると、とんでもない単語になるので要注意です。

めっぱ【目端】(名) ものもらい。
○市川歌右衛門のセリフ回し「めっぱー」でもジャイアント馬場の気合い「あっぱー」でもない。
ちなみに脱線トリオは八波むとしである。(もう誰も知らんっちゅうの)


めんこ(名) お気に入り。ひいき。
●使用例「なんであいつにいい役ばっかりいくのよ」「だってあいつは先生のめんこだからなー」
○「めんこい(かわいい)奴」の短縮形でありましょう。
あまりの可愛さに目が眩んでフラフラすることを、富良野では「フラメンコ」と言います。


めんこい(形) かわいい。
○「面濃い」が語源だと思われますが、だとすると八代亜紀も青江三奈(古!)も飯島愛も、み〜んな「めんこい」ということになる。
私はどちらかというと「面濃くない」ほうが「めんこい」と思う。


もぐす・むぐす【漏ぐす】(動) おしっこを漏らす。
●使用例「いやービール飲み過ぎて、ションベンもぐしそうだじゃー」
○「もらす」よりも「もぐす・むぐす」の方が、あの「むずむずした不快感」「ムレムレ感」が伝わってきますね。


もちょこい(形) くすぐったい。
○「こちょばしい」とほぼ同義語ですが、それにむずむず感が加わった感じ。
「もうちょっとこっちへ来い」という意味ではありません(さっき言ったぞ)。


やっこい(形) やわらかい。
●使用例「このステーキの肉、なまらやっこいぞ」。
○「やわらかい冷や奴」は「やっこいやっこ」。
私のように役に立たない下半身は「やっこいち○こ」(R指定)

やむ【病む】(動) 痛い。
●使用例「昨日から虫歯がやんでわやなんだわ」
○「病む」とは病気にかかっている状態のことですが、こちらでは「痛い」と言う意味にも用います。
「虫歯がやんでしょうがない」ときは「てやんでえ」と空元気を振り絞ってがんばりましょう。

やっとこさっとこ(形動) やっと。どうにかこうにか。
●使用例「やっとこさっとこ仕事が終わった」。

ややしばらく 「ややしばらく」としか言い様のないタイム感覚。
●使用例「メール打ったけど、あいつのことだから返事くるまでややしばらくかかるんでないべか」
○「かなりしばらく」も「ややしばらく」も「ややしばらく」と表現する。
なにかにつけおおざっぱな道産子らしい言葉。

ややこやしい(形) ややこしい
○「や」が一個多いだけで余計ややこしい感じがしますね(笑)


ゆきかき・ゆきはね・ゆきなげ【雪かき・雪はね・雪なげ】(名) 除雪作業
○「雪かき」は自宅前に積もった雪を「雪かき」などでかく比較的軽度の作業、雪はねは除雪機を使ってダイナミックに行う機械的除雪作業、「雪なげ」は大量の雪をトラックに積んで河原などに捨てる作業といった表現の棲み分けがあります。
我が家では自宅の雪かきは、なぜかかみさんの仕事になっております。

ゆきむし【雪虫】(名) 綿のような白い毛をつけた冬を告げる小さな虫
○秋の終わりに大量発生する虫。全長5mm程度の羽のある虫で、大量に飛んでいると雪のように見えることからこのように呼ばれる。

ゆるくない【緩くない】(形) つらい。きつい。くるしい。
●使用例「畑仕事ってほんとゆるくないねー」
○「きつい」という直接的な表現をさけ、婉曲的に言うところに北海道人の奥ゆかしさ、忍耐強さがかいま見える。
「ゆるくない?」と女性に聞かれたときは、ほとんど別の意味なので大いに注意しましょう(これまたR指定)。

ゆんべ【夕べ】(名) 夕べ、昨夜
●使用例「いやあ、ゆんべは飲み過ぎちゃってよ」
○「ゆうべ」の訛り形。
「昨日」も「きんの(う)」と訛って発音する人がいます。
なかなか田舎臭い感じがして私は好きです。


よかったです〜 けっこうです。
●使用例「ヤクルトいかがですか?」「今日はよかったです〜」
○標準語の「けっこうです」同様、肯定的な言葉を使って否定するという、いかにも日本的曖昧用語。
「けっこうです」よりもニュアンスとしてはやわらかい表現。
ことわった相手を傷つけまいとする、道産子ならではのやさしさがにじみでた表現であります。
親密な男女の間でかわされる「よかった?」「よかったです〜」という会話は、全く別の意味です(とどめのR指定)。

よっこする(動)  とっておく。
●「その箱ちょっとよっこしておいて」
○「ぬいて横取りする」というようなニュアンス。
他人の彼女を横取りするのも一種の「よっこ」です。


るいべ(名) あきあじを凍らせたもの。刺身でたべる。


わっこ【輪っこ】(名) 輪・わっか
●使用例「土星は周りにわっこがついているんだよ」
○「棒」を「ぼっこ」というように「輪」を「わっこ」という。
「ばあさん」は「ばっこ」、「じいさん」は「じっこ」。
何故そうなるかなんて私にはわっかない。

わや(形動) めちゃくちゃ。収拾がつかない様。
●使用例「道がしばれてタイヤがあずってあずってわやだわ」「パソコンをちょしてたらなんだかわからんくてわやにした」
○とにかく言葉で詳しく説明するのが面倒な事柄すべてについて使用可能。
説明不足でも「わや」の一言でコミュニケーションは成立する包含性の高い便利な言葉です。
何事につけ大雑把な道産子気質をあらわす象徴的な方言。

 

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