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栃木県のふるさとの味    


画像:エスニック倶楽部 様


鬼おろし2種
●推薦のことば 
【タイトル】しもつかれ再考
【 名前 】popai
【 日付 】2001/08/11

栃木の住人ということで、「しもつかれ」について一言。しもつかれの話題がでて、昔の味を懐かしく思い出しました。近々、奥様と再現しようと話し合いました。
私の母の作った、しもつかれは いくつかのHPに載っているものや、最近スーパーで売っているものとはかなり違います。子供にとっても美味しいのです。
その一番の違いは、鮭の頭を使用していないか、あるいは少ないかです。私の持論は、鮭を使用すると臭み・苦みがでて、味が落ちる・・・少なくとも子供にとって美味しくない・・・・

各家庭でしもつかれを出され、こどもながら、家庭によってなんでこんなに味が違うんか・・と思いました。我が家に似た味もあり、とても子供には・・・というのも。
私の母は、栃木県栃木市生まれ、祖母も栃木市です。おそらく栃木市の影響が佐野の我が家の味になったのかと思います。
 
郷土料理は、これだけ通信手段が発達すると、定番が出来てしまいます。 いつの間にかその「定番」がそのものの様に一人歩きする・・・・・じつは郷土料理には、たくさんの、各家庭の「定番」があるはずです。その家庭の「定番」を大事にしたいと思います。
道産子から見たしもつかれ 
しもつかれは間違いなく日本三大不思議料理に入るとあるWEBで読みましたが、料理名の語感、作り方、味(想像上の)など、どれをとっても栃木ならではですね。若い人にも食べてもらいたいですね。
●その他の郷土料理情報 
【タイトル】夕顔ラーメン
【 名前 】栃木市役所 秘書広報課 広報広聴係
お問い合わせの件ですが、大変恐縮ですが、本市オリジナルの郷土料理と呼べるものはありません。
観光でこちらにお見えになるお客様には、「夕顔ラーメン」(かんぴょうの粉を麺に練り込んだもの)、地場産業のみそやしょう油を使ったたまり漬け、本市の観光名所太平山(おおひらさん)の焼き鳥や卵焼きなどをご紹介しています。
http://www.t-cnet.or.jp/~tochigic/

【タイトル】しもつかれ
【 名前 】栃木県南那須町
本町において、郷土料理と呼べるものには「しもつかれ」があります。2月の初午につくられる郷土料理で、栃木県全域で食されていると思います。
材料は、大根、にんじん、酒粕、油揚げ、大豆、鮭の頭。鮭は正月用のシオビキの残りで、大豆は節分の残り豆。信仰的色彩の強い残り物利用の郷土色の強い郷土料理で、保存食としても栄養満点で昔の人々の知恵が伺われるものです。
また、これをつくるために大根を下ろすのは「オニオロシ」という道具が使われます。

ただし、この郷土料理も最近の若者には人気がなく、食卓から徐々に消えつつあります。調理に手間暇がかかるのも食べられなくなってきた理由かもしれません。50歳代以上の人がいる家庭では、まだ食べられることも多いのですが、核家族の家庭ではほとんど作られていないようです。
http://www.tkcnf.or.jp/minaminasu/index.html
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