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手足が動かず声も出ない重度障害者でも、脳波を検出することで介護機器の操作ができます。ソフトウェア会社のテクノスジャパン(兵庫県姫路市、大西秀憲社長)はこのほど、重度障害者向けの意思伝達機器「MCTOS(マクトス)」を発売した。同社と姫路工業大学の共同研究で、1997年に試作品を完成させ、今回製品化にこぎつけた。 脳波の微弱電流は他種類あるが、人が何かを意識した時や興奮した時に発生するβ(ベータ)波に着目。額に取り付けたディテクタ(鉢巻きのような装置)で脳波を検出・変換し、その信号を各種機器に送り、操作する仕組みだ。「眼球が動く人や、顔の筋肉が少し動く人」向きの製品と、「意識と意思がはっきりしているが、何も動かない人」向き製品の二種類ある。 マクトスからの信号をランプ表示する関連機器「YESNON(イエスノン)」も製品化した。介護者の質問には「はい」「いいえ」と答えることができるため、重度障害者にはこれまで困難だった意思伝達が可能になるという。価格はマクトスが18〜28万円、イエスノンとのセットで28〜37万円。
![]() 重度障害者が脳波で操作できる介護機器 上部がイエスノン、まくら元がマクトス |