動脈硬化とは?


●動脈壁の内膜(内皮細胞)が、何らかの理由(高脂血症・高血圧・ウィルス・過酸化脂質など)で障害を受けると、内膜の中にLDLコレステロールなどの血漿成分が入り込みます。動脈壁の中にこれら血漿成分が侵入すると、これを除去するために細胞の増殖が起こり、過剰のLDLコレステロールの蓄積とともに、脂肪を取り込んだ細胞が壊死に陥り、内膜が肥厚を来たし動脈硬化に進展します(下図)。動脈硬化の原因は様々ですが、高脂血症によって起こる動脈硬化は、このように血管の内皮細胞の障害が引き金となって発生するアテローム硬化(粥状硬化)です。





●動脈硬化が進展すると血液の流れが悪くなり、硬化が起きた血管に栄養を受けている臓器に障害が起こってきます。高脂血症は、全身の血管に動脈硬化を起こしますが、心臓の血管(冠状動脈)に動脈硬化が起こると、心臓の筋肉に血液の流れが悪くなる虚血性心疾患(狭心症・心筋梗塞)の原因となります。狭心症は、心臓の筋肉に送られる血液が一時的に不足することによって起こる病気で、短時間の胸の痛みなどがみられます。また心筋梗塞は、心臓の筋肉に送られる血液が完全に遮断された状態で、栄養を受けていた筋肉の部分に壊死が起こり危険な状態となります。



    


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