●1986年、日本における高脂血症の実態を明らかにする目的で、大規模な疫学調査が行われました。厚生省原発性高脂血症調査研究班が行った検査で(下図)、総コレステロール値が高くなると、冠動脈疾患起こす率が高まることを示しています。世界各地で行われた同様の研究でも、同じような結果が得られており、高脂血症が明らかな冠動脈疾患発生の危険因子と断定されている所以です。
●同じ厚生省研究班による報告で、リポ蛋白と虚血性心疾患の合併率をみた場合、下図の如く、HDLコレステロール値と虚血性心疾患との関係は逆相関がみられ、HDLコレステロール値とは正相関しているのが分かります。
即ち、HDLコレステロール値が40mg/dlを割ると冠動脈疾患の発症率が著しく増加し、LDLコレステロールでは150mg/dlを越えるあたりから発症率が増す傾向にあります。
●以上のような研究を基盤にして、コレステロール値の治療目安が、決定されています。
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