| ●HDLコレステロール● |
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血液中の脂肪は、コレステロール・中性脂肪(トリグリセライド)・リン脂質・遊離脂肪酸からなり、身体の組織を作るために使用され、欠かすことのできない重要なものです。 これら脂肪(なかでもコレステロールと中性脂肪)が、血液中で過剰な状態を高脂血症と言い、動脈硬化の原因として大きく関わってきます。 *コレステロールと中性脂肪は、疎水性が強く水に溶けにくいため、水と油に親和性のある蛋白(アポ蛋白)に結合し、水に馴染みやすい安定な蛋白(リポ蛋白)として、血液中に存在しています。 *このリポ蛋白にはいくつかの種類があり、蛋白質の量により比重が変化し、5つに分類されています。カイロミクロン、超低比重リポ蛋白(VLDL)、中間比重リポ蛋白(IDL)、低比重リポ蛋白(LDL)、高比重リポ蛋白(HDL)がそれです。 *LDLとともにHDLは、コレステロールを運搬するという共通の役割を持っており、このHDLによって運ばれるコレステロールをHDLコレステロールと呼びます。 ・・・・・主に肝臓で合成されるコレステロールは、LDLにより他の組織へ運ばれ、逆に組織で余ったコレステロールを肝臓に戻すのがHDLです(下図)。 *LDLによって運ばれたコレステロール(LDLコレステロール)が血液中で多くなると、直接動脈の壁に侵入したり、一部性質を変え血液中のリンパ球の働きなどで、壁の中に溜まってしまいます。つまりLDLコレステロールが多いと、動脈硬化性疾患(心筋梗塞、狭心症や脳梗塞など)の危険が増すことになり、そこがLDLコレステロールのことを悪玉コレステロールと呼ぶ所以です。逆にHDLコレステロールが多いと、血管壁のコレステロールが引き抜かれた結果と考え、動脈硬化を抑える方向に向かうという意味から善玉コレステロールと呼ぶのです。従って、LDLコレステロールを下げて、HDLコレステロールを増やすことが、高脂血症の治療の目標となります。 ●HDLコレステロール=善玉コレステロール
●LDLコレステロール=悪玉コレステロール ![]() ●治療の目安になる、HDLコレステロールの値は、40mg/dl以上です。また、LDLコレステロールは、140mg/dl未満にする必要があります。HDLコレステロールも、LDLコレステロールも血液検査で分かりますが、一般に下の式でLDLコレステロールを求める方法が用いられております。 LDLコレステロール=(総コレステロール)−(HDLコレステロール) −(中性脂肪)×0.2 注:中性脂肪が400mg/dl以上の場合には、この式は使えません。 目標:HDLコレステロール 40mg/dl以上! |