ふらの西病院眼科
アイセンター開設

眼科担当医師
宋 勇錫(ソン ヨンソ)医師
- 旭川医科大学医学研究科博士課程修了
- ニューヨーク大学眼科研究所
- シンガポール眼科研究所
- 旭川医科大学眼科学講座准教授
- ふらの西病院眼科部長
当院の眼科医師は様々な診療・手術を旭川医科大学を含めた眼科経験歴が長く、外来診療患者さんから手術適応患者さんまで幅広い診断が可能です。
診療内容
外来診療は、予約無しで来院した順番に診察・検査を順次しております。
視力低下・目のかすみ・涙目・黒い糸くずのようなものが見えるなど、気になる症状がある際にはお気軽に当院眼科にお越し下さい。
眼科一般診療を中心に診療しておりますので目のお困りごとは何でも聞いてください。
瞳孔を広げる目薬(点眼麻酔 散瞳)を使う場合があります。
検査や診察を確実に行うために点眼薬を使用して瞳孔を広げて眼の奥の観察を行う為に使用します。
一般的に4~5時間程度続き、時間が経てば回復していきます。(散瞳がある時は、お車での来院はご遠慮ください)
※特殊な検査、処置に関しては、改めて予約頂く場合があります。
緑内障、網膜疾患等患者さんにあわせた適切な外来処置・レーザー手術等を行います。
白内障への疑問・質問はお気軽にお問い合わせ下さい。
眼科専門医として適切な検査、診断を親身にご説明致します。
コンタクトレンズをご希望の方
医師の診察が必要の為、コンタクトレンズご希望の方は眼科受診が必要となります。
診療時間内に来院お願い致します。
- 初めてコンタクトレンズ購入する方・コンタクトレンズ度数変更希望の方
1回目(予約不要)
医師診察にて眼球の状況を確認後に異常がなければ使用可能となります。
2回目以降(予約制火曜日・水曜日13:00~16:00)
コンタクトレンズ付け外し練習、見え方の確認を行います。
3回目(予約不要)
コンタクトレンズ装着に伴う診察。翌日以降に隣接する桂木薬局さんにて購入可能です。 - コンタクトレンズ継続購入の場合
医師診察にて眼の状況を確認後に異常がなければ、翌日以降に隣接する桂木薬局さんにて今まで同様に購入可能です。
※電話注文は行っておりません
メガネ合わせをご希望の方
医師の診察が必要の為、メガネ合わせご希望の方は必ず受診が必要となります。
診療時間内に来院お願いします。(予約不要)
後日、予約制(火曜日・水曜日13:00~16:00)にて検査します。
視野検査の方
検査日と診察日が別日になります。時間が必要な検査であり、正確な診療を行う為です。
- 検査(予約制)
火曜日 13:00~16:00
水曜日 13:00~16:00 - 視野検査後の診察(予約不要)
眼科外来診療時間内に早めの受診お願いします。
手術について
外来診療や治療だけでは治せない病気の場合は、手術が必要となります。
月曜日・火曜日・金曜日の午後に手術を行っています。日帰り手術・入院手術がお選び頂けます。
※ 日帰り手術の場合は、手術翌日の10:00頃に改めて外来受診する必要があります。
当院にて手術が必要になった場合には、患者さんの状態を事前に確認する為の「術前検査」が必要になります。
手術に対する大切な説明がありますので、当日ご家族の方と共に来院していただきます。

1白内障手術
水晶体が老化等により濁ってしまった場合には光が通りずらくなる為に「見えずらい」感覚になります。
眼のかすみ、くもりを感じる場合は眼科受診をおすすめします。

2緑内障手術
失明原因第1位が緑内障であります。
視野が徐々に狭くなっていく病気であり手術でも緑内障進行を遅らせることしか出来ない為に定期検査が重要であります。
患者様の目の状況によっては、白内障手術も同時に行う場合があります。

3硝子体手術
加齢、近視、糖尿病などの疾患に応じた処置を行います。当院は国内で最も細い切開である27G(0.4mm)を採用しており、患者さんの安全や術後早期回復を最優先に心がけております。
患者さんの目の状況によっては、白内障手術も同時に行う場合があります。

術後炎症リスク軽減の為に特殊な眼鏡を3,000円にてご購入頂いております。
手術中の麻酔は眼だけの麻酔(局所麻酔)で行います。痛みはほとんどありません。
手術中に咳がでる、痛みがあるなどは口頭でお伝えお願いします。
選定療養
多焦点眼内レンズを2025年2月より運用開始します
多焦点眼内レンズとは
白内障手術は濁ってしまった水晶体を取り除き人工のレンズ(眼内レンズ)を眼内にインプラントします。
眼内レンズには大きく分けて2種類あり、一般的である定めた焦点が一つの距離である単焦点眼内レンズ(保険適応内)に対して、多焦点眼内レンズ(保険適応内+保険適応外 自費)は2焦点以上の距離にピントを合わせることが可能となり術後の見え方が異なり患者さんの選択肢が増えることになります。

【各種眼内レンズ見え方比較】
- 単焦点眼内レンズ
遠くか近くのどちらかのみピントが合います(下画像 左) - 多焦点眼内レンズ
遠くから近くまでピントを合わせる事ができます(下画像 中・右)

【多焦点眼内レンズ種類/費用】
取扱う多焦点眼内レンズは数種類あり、各患者さんの生活習慣に合わせて御提供します。
メガネ装用頻度を減らして生活することを目的とします。
両眼多焦点眼内レンズ費用実費として792,000円 (*片眼396,000円)に加えて、白内障手術保険適応費用がかかります。
【多焦点眼内レンズの難点】
多焦点眼内レンズは希望する全ての方が対象となるわけではありません。
以下の内容に該当する方は対象外となる場合があります。
- 白内障以外の眼の病気がある方
- 夜間のまぶしい光を強く感じる場合がある為に夜間運転が多い方
- 極度に神経質の方
- 保険適応外となる為に高額である
多焦点眼内レンズに興味がある方は、医師または眼科職員へお声がけお願いします。
患者さんの生活習慣によっては保険適応内の単焦点眼内レンズが適している患者さんもいますので、多焦点眼内レンズは選択肢の1つとして当院にて運用開始します。
医療機器のご紹介
大学病院レベルの機器を2023年度に各種導入しています。

眼科手術顕微鏡 LumeraT
全ての眼科手術において使用しています。
繊細な立体感のある見え方が可能になることで様々な症例に対応可能になりました。
白内障手術装置 センチュリオン
超音波にて濁った白内障を破砕・吸引する白内障手術専用の手術機器です。
手術中における眼内安定性が向上されることで安全に手術可能です。
入院手術/日帰り手術 ご希望の選択が可能です。
硝子体手術装置 コンステレーション
硝子体手術専用機器であり、近隣(空知~富良野エリア)にて硝子体手術を行う唯一の施設であります。
入院手術/日帰り手術 ご希望の選択が可能です。
3D映像システム Ngenuity
ビデオカメラを搭載した世界初の眼科用リアルタイム映像システムです。
最大の特徴は患者さんへの光のまぶしさ減少が可能となり網膜光障害の軽減に繋がる画期的な機器であります。近隣(空知~富良野エリア)では初導入の機器です。