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それほど、寒いとは思わなかったが、朝方、マイナス15度ぐらいになったようだ。 毎年、このぐらいの温度だと、どこも凍ったことがなかったのに、フォーラムフラノの洗面所の排水管が凍ってしまった。水が流れず、床に溢れたのだ。 知り合いのポンプ屋さんに電話したら、あいにく、他の仕事の最中で、来てもらうのは無理そうだった。 電話で状況を話したら、凍っている箇所をドライヤーで暖めたら良いと言われた。 排水管がどんな風になっているのか、床下も覗いてみた。床下からも暖めた方が良さそうだ。 どうも本格的なことになりそうなので、ヘアードライヤーとともに、作業服のツナギも自宅から持ってくることにした。 投光機を取りに、工場に寄ってみると、なんと、ジェットヒーターがあった。大きさもちょうど良い、コンパクトサイズだ。 知らなかった。 おそらく、昨年7月に亡くなった父が使っていたのだろう。「父さん、ありがとう」と、手を合わせて、車に積んだ。 床下からジェットヒーター、上からはヘアードライヤーで暖め、そして沸騰したお湯も流した。 お陰さまで、無事、開通! こんなことになるとは、夢にも思わず、暢気に朝一番で、聞いていたのが、秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグ・バンド「ロング・イエロー・ロード」 。 このレコードは、時々、思い出したように聞いている。 いつ聞いても、やっぱり、いい。 1974、5年に録音されたものだが、この時期のジャズって、ホントに素晴らしいレコードがいっぱいある。 モダンジャズが1950年代の終わりから、60年代に全盛期を迎え、その後、それまでの多様なジャズを踏まえた新しい、“垢抜け”た感じのジャズが1970年代に出てきた。 フリージャズからクロスオーバーまで、色々なジャンルが、60年代とは違った展開をみせていた。 ジャズの年代で、1975年なんていうと、新しいと感じるが、もう、35年も前なんだ。 「ロング・イエロー・ロード」は、まったく新鮮に聞けた。音楽としては、完成されているからでしょうね。 |
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