■ 陽殖園(ようしょくえん) by富良野のオダジー 2011年09月01日(木)

  91,529 byte今日の富良野は暑い!
朝のテレビで言ってたのだが、32度の予想だった。(聞き違いでなければ、9月の富良野としては観測史上最高気温!)
明日からは下がりそうなので、今度こそ、今日が今年最後の暑さだ。(これは、言い切れる。だって、9月だよ)
昨日、滝上(たきのうえ)町の陽殖園に行ってきた。約160km、片道3時間のドライブだった。
陽殖園の開園期間は9月25日までなのだが、私としては今年最後のチャンスだった。
姉が友人と一緒に8月に行ったときに、「武市の夢の庭」を買ってきた。
高橋武市さんが50年かけて、一人で陽殖園を作った物語だ。
その本を読んだら、どうしても、今年中に見たくなった。
1時間半ぐらいかけて、ぐるっと回ってきて、入り口に戻ったら、「座っていかないかい」と武市さんに言われ、幸運にも30分ぐらい話が出来た。
話していると、何かを抱え込んだ虫が飛んできた。「これはハチで、毒針を使ってクモを一時的に麻痺させて、卵を産みつけるんだ」と説明しながら、武市さんがちょっと手を出したら、抱えた生き物を残して、逃げていった。
「オレが虫をいじめたりしないのを知ってるから、警戒しないで、虫が寄って来るんだ。ほら、さっき逃げた虫がまた来た」
ハチが、生き物(クモではなかったが)を取り戻しに飛んできたのだ。
じっと見てみると、また抱えなおして、目の前をゆっくり移動した。武市さんは満足そうに、「これから、巣に持っていくんだ。このハチは群れないんだ」
自然に関しての話なら、どんな切り口でも、次から次に楽しい話が聞けそうだ。
現に、熊の話、木の話、もちろん花の話など、次々に興味深い話が聞けた。
「一番花が咲き誇る、いい時期っていつですか?」と、来年のことを考えながら聞いてみた。
武市さんの答えは、「4月末の開園から、9月の最終日曜日の閉園まで、時期ごとに違う花が咲いているので、一番の時期はないんだ。9月の最終日に来たら、今日とは全然違う雰囲気になってるよ」だった。
今年はもう無理だけど、来年は春にまた来ようと思う。
あ〜、楽しかった。
 


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