■ こんな本を読んでいます by富良野のオダジー 2011年12月17日(土)

  68,854 byte今朝の富良野は冷え込んだ。
マイナス18度と出ていた。
12月9日のマイナス24度には及ばなかったが、寒い!
少しずつ読んでいた「[新訳]南洲翁遺訓」を読み終えた。
途中まで読んでいて、そのままになっていたのだが、たまたま読み出したら面白くて、最後までいってしまった。
どうしてこの本を注文したのかは、忘れてしまったが、西郷隆盛にはいいイメージを持っていたので、ちょっと確かめたかったのだと思う。
一時期、司馬遼太郎の本を読み続けていたので、私の西郷隆盛のいいイメージは、“司馬史観”によるところが大きい。
「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」は、旧荘内藩の有志が人々の記憶や記録に残る西郷隆盛の言葉を編纂したもので、明治23(1889)年に発行された。著書を残さなかった西郷隆盛の唯一の「著書」ともいわれている。
私が読んだのは、「南洲翁遺訓」を著者の松浦光修氏が分かりやすく解説してくれた本だ。
これを読んで、ますます西郷隆盛のいいイメージが膨らんだ。
歴史には色々な見方があると思う。どんな見方でもいいのだが、私はいつか自分なりの歴史観を持ちたいと思っている。それには、いま現在、私が思っていることと違う立場の人の本も読まないと駄目だ。
でも、おそらく、読めば読むほど、「自分なりの歴史観」が持てなくなる気もしている。(複雑すぎて、訳が分からなくなる)
とにかく、読み続けて、考え続けるしかないのだが・・・。
もう一冊の本は、「葉隠」
「武士道と云うは、死ぬ事と見付たり」で“有名”な「葉隠(はがくれ)」はウィキペディアによれば、江戸時代中期(1716年ごろ)に出された肥前国鍋島藩藩士、山本常朝(じょうちょう)の武士としての心得についての見解を「武士道」という用語で説明した言葉を田代陣基が筆録した記録である。
以前から一度、「どういうものか」、興味があったのだが、この本はまだ読み出したばかり。
文字も小さいし、ページも多いので、途中で頓挫するかもしれないが、地道に読もうと思う。
もちろん、賛否両論の「坂の上の雲」は、見ています。
 


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