|
昨日は、フォーラムフラノにうれしいお客さんが来てくれた。来てくれたお客さんは、みんなうれしいのだが、特にうれしかったのには理由がある。 店内のテーブルにアンケート用紙を置いてあるのだが、「当レストランを何で知りましたか?」の質問に、「口こみ」と書いてあって、住所が市内だったからだ。フォーラムフラノのお客さんはどちらかというと、スキー客や観光客の「通りすがり」が多い。それも、もちろん有難いのですが、やはり富良野の人にも来てほしいと、密かに思ってはいた。 いや、むしろ、富良野の「サロン」的な店にしたいという思いがある。私はイギリスに何度が行ったことがある。ロンドン、コッツウォルズ地方、湖水地方、果てはスコットランドのスカイ島まで行った。イギリスには、パブがある。田舎に行くと、ホテルのラウンジやレストランがパブのようになっていて、夜になると色々な人が集まってくる。 ビールを飲む人は、もちろんだが、トランプをやっている人、ところによってはダーツやビリヤードをやっている人もいた。年齢層も、子供からかなりのお年寄りまで、幅が広い。 フォーラムフラノもそんな感じになれば良いと、頭のどこかにあったのを、今書きながら思い出した。 ビールを飲む人、食事をする人、本を読んでいる人、ジャズを聞いている人、インターネットを見ている人・・・。色んな人がいて、テンデバラバラなことをやっているのに、空間的には「調和」がとれている、そんなお店。 今、聞いているのはノリノリのテナーサックスのジーン・アモンズ「グッドバイ」 。朝にこのCDを聞くのは、日曜日しかないかも。月曜日の朝からこれを聞いて、ノリノリになっていたら、一週間持たない感じだ。 実は、ジーン・アモンズをちゃんと聞いたのは、最近買ったこのCDが初めてだった。名前だけは知っていたが、「スルー」していた。ジーン・アモンズは、“ボス・テナー”と呼ばれ、豪快な吹き方が人気で、「この手」のサックスが好きな人には、たまらないだろうと思う。私も、「この手」のサックスは大好きなのに、聞いていなかった。 ジャズの奥は深いね。ジョン・コルトレーンに現(うつつ)を抜かしているうちに、色々なミュージャンをスルーさせていたのでしょう。余生(いつからいつまでだ?)は、コルトレーンもいいけれど、もっと視野(耳野?)を広げて、ジャズの奥をもっと見たいと思う。 |
|
|