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今年最後のジャズは、なんと!ビリー・ホリディの「ソリチュード」。 ビリー・ホリディを聞くときは、それなりの“覚悟”がいる。軽く聞いてみるという感覚では聞けない。特に私は殆どふりしぼるような声で歌う最晩年のアルバムが好きなので、なおさらだと思う。(録音状態が良いので・・・) それが、今回に限って、“なにげなく”かけてしまった。それが、年末の雰囲気にぴったり合うのだ。 ビリー・ホリディには、凄みというか、歌以上のものを感じていたが、このCDは単純に「歌がうまい!」。声も、フレージングも、きれい!だ。 ビリー・ホリディは、30年代末から40年代半ばにかけてが絶頂期と言われている。でもこの時期の録音状態は悪いし、普通に聞くにはちょっとキツイ。 このCDの録音は1952年。 亡くなるのが1959年なので、時期的には絶頂期ではないが、最晩年ではない、ギリギリの時期だと思う。 メンバーも素晴らしい。ピアノがオスカー・ピーターソン、ギターがバーニー・ケッセル、ベースがレイ・ブラウンをはじめとする豪華なミュージシャン。 今年は、ビリー・ホリディとともに、暮れていきます。 |
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