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昨日の続きで、アルバート・アイラーの「スピリチュアル・ユニティー」を聞いた。 私はこのレコードと「マイ・ネイム・イズ」が好きだ。 スピリチュアル・ユニティーはフリージャズなのに、聞きやすい。それは昨日書いた、アルバート・アイラーは「伝統的な演奏の影響を受けているし、取り入れたのだと思う」に関係していると思う。伝統的な音楽をカッコよく新しい感覚で演奏している。 アルバート・アイラーをまだ聞いていない方に、最初に聞くことをお勧めしたいのは「マイ・ネイム・イズ」の中のサマータイムだ。私はサマータイムといえば、ジャニス・ジョップリンをすぐ思い浮かべるが、ジャズ評論家の原田和典さんが、「圧巻はどう考えても『サマータイム』だろう。ジャニス・ジョップリンの絶唱と並ぶ強烈な“絶吹”だ。」と書いているが、正にそんな感じだ。 久しぶりに、この機会なのでネットでアルバート・アイラー調べたら、『スピリチュアル・ユニティー 完全版 ESP50周年記念エディション・2015/05/31発売予定』が出ていた。 アルバート・アイラーが忘れ去られてないことが分かってうれしくなった。下記は掲載記事を抜粋したものです。
ESP50周年記念!ジャズの革新、20世紀のマスターピース。アルバート・アイラーの最高傑作『スピリチュアル・ユニティー』が1曲追加の完全版仕様で登場!1964年オリジナル盤リリース時に収録された後、差し替えられ長い間聴かれることのなかったトラックが復活収録!アイラーの代表作と呼べる曲"ゴースト"のふたつのバリエーションを中心に4曲を収め、ゲーリー・ピーコック、サニー・マレイとのタイトなインタープレイによってアイラーの過激で愛に満ちた「叫び」を理想的な形で味わうことのできる傑作。今回5曲目に収録された追加曲は、オリジナル盤がリリースされた時、B面1曲目に収録されたものの、その後のプレスでは差し替えられ、近年流通していた4曲が収録された作品では外されて、聴くことができなかった貴重なトラックです。 |
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