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何かで読んだのか、インターネットで見たのか、まったく思い出せないが、とにかく「商店街はなぜ滅びるのか」 を読んだ。 その中に、村上春樹の本からの引用があり、ちょっと気になったので、その本、「村上朝日堂」 を読むことになった。村上春樹が30代半ばに書いたエッセイだ。 ついつい、おもしろくて、全部読んでしまった。 以前にも書いたかもしれないが、村上春樹をリアルタイムでは一冊も読んでいない。私より4歳年上とはいえ、ほぼ同年代なのに! 村上春樹が有名になりだした頃、辛口の出版社の知人が「村上春樹は天才です」と言ったことをいまだにはっきり憶えている。でも、読まなかった。 村上春樹は、若い時に、ジャズ喫茶を経営していたほどジャズ好きなのは知っていた。でも、読まなかった。 ワイワイ日記を調べたら、2012年に「国境の南・太陽の西」を読んでいる。これ以降、何冊か読んでいる。今、読みかけているのは、「職業としての小説家」 。 私は、ジャズを聞いていない人に、「これからジャズを聞ける楽しみが残っているのは幸せだよ」と言っているけれど、同じように、今まで読んでいないのは悔しいけれど、これから読める楽しみが残されていると思うと、読んでなくて良かった気もする(負け惜しみ?)。 まあ、村上春樹はおもしろい! |
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