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昨日の朝、テラスのテーブルにスズメよりちょっと大きい小鳥がとまっていた。というより、うずくまっている感じだった。 飛んで行けと、手を振っても、動かない。おそらく、どこかケガでもしているのかもしれない。 このままテーブルに乗られているのも困るので、どこかに行って欲しい。どうしょう、と思っているときに、父さんが来た。 すぐ近くで、パークゴルフをした帰りに、寄ったのだ。 「今日は、大会だったの」「いや、例会だ」などのやり取りをした後に、「小鳥が逃げないので、そこの草むらにでも、動かしたいのだが・・・」と私が言った。 私は何か生き物をつかんだりするのは、ニガテなので、出来れば父さんにやって欲しかった。 父さんは、「そうか」と言って、車から軍手を取り出した。そして、そっと小鳥を捕まえて、草むらに放した、その瞬間、小鳥は空高く飛んでいった。 私は、内心ホッとした。 50歳をとうに過ぎているのに、80歳を超えている父さんに、また助けられた。 |
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