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今朝はピアノのマッコイ・タイナーを聞きたくなった。マッコイのアルバムは何枚か持っているが、「バラードとブルースの夜」 をかけた。 このレコードの一曲目の「サテン・ドール」のメロディが好きだ。久し振りに聞いたのだが、やはりそのメロディが口をついて出た。昔、30年ぐらい前に、かなり聞いたのかもしれない。 このレコードはB面に大きなキズがあり、2曲は聞くことができない。私の記憶はあいまいなのだが、キズがあるので超特価で売っていて、A面だけ聞ければいいと思って買ったような気がする。この手のレコードはこれ一枚だけしか買っていない。後悔ではないが、何か心の葛藤があったと思う。もう30年以上も経っているのに、すぐに「キズ」と浮かんだ。 マッコイがリーダーのアルバムで、私が持っている他のものは、全部イケイケの感じで、力強く、エネルギッシュな演奏だが、このレコードだけは「みんなの好きなピアノトリオ」の演奏に終始している。演奏は良いのだが、なんでマッコイがこういうレコードを吹き込んだのか、詳しい人に聞いてみたい気がする。 ちなみに、私の一番好きなボーカルのカーメン・マクレエが「グレート・アメリカン・ソングブック」 で歌っている「サテン・ドール」もちょっとカッコイイ。 |
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