■ 「幻/パコ・デ・ルシア」 by富良野のオダジー 2008年04月14日(月)

  47,290 byte2008年04月01日のワイワイ日記「カリフォルニア・シャワー」で書いたが、昔のレコードを探した時、気になるレコードを数枚借りてきた。
その一枚が「幻/パコ・デ・ルシア」だ。
日本のレーベルが1971年〜1976年に発売されたレコードの中から10曲をピックアップして構成し、発売は1980年だと思われる。ネットで調べたがこのままではCDになってないようである。
いゃー、驚いた。私が何年も探していたレコードが見つかった。まさに、“幻”のパコ・デ・ルシアだ。
パコ・デ・ルシアは、スペイン南部アンダルシア出身の天才フラメンコ・ギタリスト。
だいぶ前だが、ある日突然、“あの”パコ・デ・ルシアを聞きたい!と思い、おぼろげな記憶で何枚かCDを買ったが、違っていた。違うCDも悪くはないが、私の求めているものではなかった。
今回「幻/パコ・デ・ルシア」のレコードを見たときも、「これだ!」という感じはなかった。ただ、「もしかしたら」とは思った。
実は昔聞いていたのは、とっくになくしてしまったカセットテープで、妹のレコードを録音したなんて、まったく覚えていなかった。
全然違うものを探していて、意外なものを見つけるなんて、何かの思し召しだ。バイオリズムが良い周期に入っているのかもしれない。ここ何年かの「大殺界」はなんとか抜けたようだし・・・。
パコ・デ・ルシアである。
大袈裟ではなく、泣けてきた。本当に良い音楽を聞くと泣けてくるのだ。こうこう音楽を聞くと、「生きていて良かった」と思う。素直に、「こういう音楽に出会わせてくれた人生に、感謝したい」と思う。心が洗われる。心の中の汚れがスーッと落ちていくのがイメージ出来る。
ジャズが大好きな私の前世は、黒人かもしれないと思っていたが、スペイン人だったかもしれない。
ちなみに、「幻/パコ・デ・ルシア」の10曲は、
A面
1.二筋の川
2.エル・ヴィード
3.松林
4.サンホアンの広場
5.広い河
B面
1.アルモライマ
2.鉱夫のなげき
3.私の霊感
4.マラゲーニャ
5.即興のルンバ
 


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