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2008年04月01日のワイワイ日記「カリフォルニア・シャワー」で書いたが、昔のレコードを探した時、気になるレコードを数枚借りてきた。 その一枚が「幻/パコ・デ・ルシア」だ。 日本のレーベルが1971年〜1976年に発売されたレコードの中から10曲をピックアップして構成し、発売は1980年だと思われる。ネットで調べたがこのままではCDになってないようである。 いゃー、驚いた。私が何年も探していたレコードが見つかった。まさに、“幻”のパコ・デ・ルシアだ。 パコ・デ・ルシアは、スペイン南部アンダルシア出身の天才フラメンコ・ギタリスト。 だいぶ前だが、ある日突然、“あの”パコ・デ・ルシアを聞きたい!と思い、おぼろげな記憶で何枚かCDを買ったが、違っていた。違うCDも悪くはないが、私の求めているものではなかった。 今回「幻/パコ・デ・ルシア」のレコードを見たときも、「これだ!」という感じはなかった。ただ、「もしかしたら」とは思った。 実は昔聞いていたのは、とっくになくしてしまったカセットテープで、妹のレコードを録音したなんて、まったく覚えていなかった。 全然違うものを探していて、意外なものを見つけるなんて、何かの思し召しだ。バイオリズムが良い周期に入っているのかもしれない。ここ何年かの「大殺界」はなんとか抜けたようだし・・・。 パコ・デ・ルシアである。 大袈裟ではなく、泣けてきた。本当に良い音楽を聞くと泣けてくるのだ。こうこう音楽を聞くと、「生きていて良かった」と思う。素直に、「こういう音楽に出会わせてくれた人生に、感謝したい」と思う。心が洗われる。心の中の汚れがスーッと落ちていくのがイメージ出来る。 ジャズが大好きな私の前世は、黒人かもしれないと思っていたが、スペイン人だったかもしれない。 ちなみに、「幻/パコ・デ・ルシア」の10曲は、 A面 1.二筋の川 2.エル・ヴィード 3.松林 4.サンホアンの広場 5.広い河 B面 1.アルモライマ 2.鉱夫のなげき 3.私の霊感 4.マラゲーニャ 5.即興のルンバ |
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