■ 原田伊織「三流の維新 一流の江戸」 by 富良野のオダジー 2023年07月24日(月)

  116,922 byte昨年の11月に「知ってはいけない明治維新の真実」を読んで面白かったので、原田伊織著の本を続けて後4冊買った。
「三流の維新 一流の江戸 明治は「徳川近代」の模倣に過ぎない」を今、読んでいる。
私たちが学校で習ったり、TVなどで放送されているドラマや番組の内容と全然違った視点で書かれている。私は全面的に原田史観を支持する。
私は大学を卒業して、社会人になって“大人”の人と話すようになって(特に営業トーク)、日本の歴史を勉強しようと司馬遼太郎の本を読んだ。読むと滅茶苦茶面白いので、代表作のほとんどの小説を読んだ。
お陰で、戦国時代や明治時代の歴史の流れや歴史上の登場人物の名前などを覚えることが出来た。それには感謝している。
ただ、司馬遼太郎の歴史はあくまで小説なので、読んでいて面白い。でも、原田伊織の本は私が疑問に思っていたことを「そうなんだ!そりゃそうだ!」と教えてくれる。
司馬遼太郎の本に出てくる英雄たちが等身大のただの登場人物になってしまう。残念に思うこともあるが、歳を取って、それなりに人生経験を積んでくると、リアリティとしては、やはり、そうなんだと思う。
ただ、意識的に歴史を捻じ曲げる作家や研究者もいるので、人それぞれの史観だからと、油断をしていると、とんでもない間違った考えになるので、注意が必要だ。
疑問に思ったら、色々な人の意見を検証をして、自分なりに正しいと思える答えを探すことが大切だと思う。
 


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