■ 濃い霧、続き by 富良野のオダジー new! 2025年10月13日(月)

  38,445 byte自宅近くの畑から撮影したのだが、住宅街が濃い霧の向こうにかすかに見えて、幻想的で、まるで映画の一シーンのようだった。
今日は休日なので、事務所には私ひとり。ジャズ・サックスのソニー・ローリンズのレコードを聴きながら仕事をした。主に1970年代の録音だ。
私が大学を卒業した頃によく聴いていたレコードなので、針を落とすたびにあの時代がよみがえり、どうしようもなく“切ない”気持ちになる。
あの頃にはまったく想像もできなかった人生を歩んできたが、レコードを聴いていると、今の生活とはまったく関係なく、当時の感情がそのまま胸の奥から湧き上がってくる。
あれから50年──50年も経ったのだ。
それでも、あの頃と同じ感覚でレコードを聴いている自分がいるのは不思議な気がする。
だって、その頃はまだハタチそこそこだったのだから。“原風景”的な感情というのは、死ぬまで変わらないものなのかもしれない。
 


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