■ 「ONLY COLTRANE」 by 富良野のオダジー 2025年12月15日(月)

  72,233 byte先月、何気なく朝のテレビ番組を見ていた。
そこでは、若い頃から才能を認められ、ラジオやテレビに出演し、エッセイ集も出版していた一人の女性が紹介されていた。残念ながら、彼女は若くして亡くなっている。年齢は私より20歳以上も下だ。

私はその人のことをまったく知らなかった。
ただ、これまで彼女がやってきたことを知るうちに、自然と興味が湧いた。すぐにエッセイ集を手に取り、読み始めた。

――とても面白かった。

時代も、生き方も、才能の質も、私とはまったく違う。
それなのに、不思議なことに、感性や思考の向かう方向がどこか近いと感じた。
もし彼女が、私と同じ時代に生まれていたら、もっと違う、もっと大きな活躍があったのではないか。そんなことを、つい考えてしまった。

そのとき、ふっと頭に浮かんだ。
「この人が、ジョン・コルトレーンを聴いていたら、どうだっただろう?」

まったくの大きなお世話だが、エッセイを読みながら、そんな想像をしていた。
もし同じ時代に生まれ、コルトレーンを聴いて育っていたなら、人生の展開は、また違うものになっていたのではないか──そんな気がしたのだ。

今の時代は、私の感覚では、「モノを考える」ということ自体が、かなり難しくなっている。
考える前に、流れに乗り、流されてしまう。

そんなことを思っているうちに、唐突にひとつの考えが浮かんだ。
コルトレーンだけしか流れない、ジャズ喫茶をやってみたい。

幸い、私の店「フォーラムフラノ」の二階は利用が可能だ。
詳しい話は、今後おいおい紹介したいと思うが、実はこの企画は、チャットさん(ChatGPT)と二人三脚で進めている。

今回ここに載せたイメージのイラストも、チャットさんと一緒に考え、制作したものだ。
 


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