■ 「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」 by 富良野のオダジー 2026年02月16日(月)

  129,809 byte今夜の「ONLY COLTRANE」には、「ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン」が流れている。
私はこのレコードを昔から持っていた。
だが、正直に言えば、ほとんど聴いてこなかった。
あの有名な「バラード」 でさえ、若い頃の私にはあまり手が伸びなかった。
嫌いだったわけではない。
ただ、私にとってのコルトレーンは、どうしてもスピリチュアルな世界へと向かう存在だった。
おそらく、いちばん多く聴いてきたのは「コルトレーン」だと思う。
先日、「ONLY COLTRANE」に来てくださった数少ないお客様がカップルだった。
それならば少し“聴きやすい”アルバムがいいだろうと考え、この一枚もリストに加えた。
丁寧に歌い上げるジョニー・ハートマン。
そして、ケレン味のないコルトレーンのサックス。
ソフトな雰囲気の中に、すっと一本の芯のような緊張感が通っている。
派手さはないが、真摯で、誠実で、実に気持ちがいい。
お客様が来なくても、
こうしてコルトレーンの演奏に静かに浸れる。
それだけで、私は“功徳”に預かっているのだと思う。
ちなみに「ケレン味」とは、ハッタリやごまかしを効かせた演出のこと。
もともとは歌舞伎用語だそうだ。
 


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