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富良野市立麓郷中学校長      植田  亘俊

うえだ のぶとし
  麓郷地区にある麓郷中学校です。麓郷地区は、富良野市役所から東方の大麓山に向かって約16km入った丘陵地帯です。東大演習林を自作農地として解放した畑作地帯であり、全体が標高340m前後、戸数約200戸、人口約650人です。東方に富良野岳を中心とした十勝連峰の、西方に芦別岳中心とした夕張山系の雄姿を仰ぎ見ることができます。
ドラマ「北の国から」の倉本聡氏が、ここ麓郷を北海道で最も美しい地域と感じて舞台としたことから、観光地として広く知られるようになりました。


  当校は昭和22年5月に開校しました。開校以来、各学年2学級で全校生徒約200名の時代が20年間ほど続きました。その後国内産業の構造変化などに伴って減少し続け、100名を切った昭和46年度以降加速度的に減少し、昭和54年度からは約20年間30〜40名の範囲で推移しましたが、平成10年度以降30名を割っています。平成13年度の生徒数は、1学年7名、2学年7名、3学年8名の合計22名です。


  生徒は全体的に明るく素直、礼儀正しく、発表も明瞭、何事にもまじめに取り組み能力も高いといえます。麓郷地区には、子どもたちがこのように健やかに成長できるすべての栄養素が揃っています。結束が固く十分に機能している集落機能、自営農家を中心とした安定した心豊かな家庭、東の十勝連峰と西の夕張山系に心を洗われながら周囲の森の恵みを受け、沃野で営まれる生業の数々、13名の人格・能力ともに豊かな教職員、平成元年に改築された校舎とそれに伴う充実した施設などです。麓郷地区はまさに「教育の里」ということができます。

  生徒の信条は「学ぶ麓中、鍛える麓中」、教職員の信条は「小さな学校の大きな教育」です。クロスカントリースキーでは、男女の継走が26年間連続して全道大会に出場し、男子が2回、女子が5回優勝しています。今年度も全校生徒22名ですが、男子の野球、女子のバスケットボール、男女のクロスカントリースキーの活動が元気になされています。平成5年には北海道体力つくり優良学校の最優秀校に選ばれて道教育長より表彰され、平成7年には体力づくり優良校として財団法人日本学校体育研究連合会より表彰されました。

  大麓山のふもとに麓郷地区はあるのですが、当校では全校生徒で「富良野大麓自然愛護少年団」を結成して29年間活動を続けており、大麓山登山パトロールや富良野岳原始が原登山パトロールなどを地道に継続しています。平成2年には前田一歩園財団より「前田一歩園賞」を受賞しました。

  ここ数年はコンピュータ教育と総合的な学習の推進において充実・発展が見られ、平成13年9月26日には公開研究会を開催いたしました。

〒076-0165 富良野市字北麓郷  富良野市立麓郷中学校