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秋田県のふるさとの味    


画像:秋田県佐田商店 様
●推薦のことば 
【 名前 】秋田のん
【 日付 】2001/07/20

由来:秋田の猟師(マタギ)が作った鍋料理です。したがって素材は、米と山の幸で、海産物は原則として使いません。

作り方:うるち米をつぶしてクシに巻きつけて、大きなチクワ状のものを作り、焼きます。これを「たんぽ」といいます。これを適当な大きさに切ったのが「きりたんぽ」です。ちなみに、たんぽとは槍の刃先カバ-のことです。きりたんぽは、味噌だれをつけておやつに食べることもあります。

鍋のだしは、鶏がらにしょうゆ、酒、みりんなどを加えて作ります。鍋には、きりたんぽの他に、セリ、マイタケ、ゴボウなどの野菜と、鶏(比内地鶏)が肉のみならず、内臓まで入ります。秋田の小中学生は、秋に河原でこの鍋を楽しみます。これを鍋っこ遠足と呼び、みんな楽しみにしています。
道産子から見たきりたんぽ 
きりたんぽというものを初めて見ました。見た感じが手間がかかりそうですが、冬にはぴったりの料理だと思います。
●その他の郷土料理情報 
【 名前 】秋田県秋田市生涯学習室
秋田の郷土料理ということですが、代表的なものとして「きりたんぽ鍋」「だまこもち」「しょっつる貝焼き(かやき)」等の鍋物があげられます。
「きりたんぽ鍋」は、新米を秋田杉に巻き付けて焼いた「きりたんぽ」や鶏肉、キノコなどたくさんの具が入る鍋料理です。ちなみに「きりたんぽ」に味噌をつけて焼いたものは「味噌たんぽ」といいます。
「だまこもち」は、新米を団子状(だまこ)にしたものを鶏肉、キノコなどと煮込む鍋物です。「しょっつる貝焼き」は、ハタハタ、白菜、豆腐などの具と秋田特産の塩汁(しょっつる)を、火にかけた”貝”の上で鍋仕立てにしたものです。
他にも、秋田の郷土料理、特産品はいくつかございますので、詳しくは秋田市ホームページをご一読ください。
http://www.city.akita.akita.jp/

【 名前 】秋田県田沢湖町観光商工課
お問い合せの件ですが、当町は四方を山に囲まれていまして、春には山菜、秋にはキノコが豊富に採れますので、その時期になりますと食卓によくあがります。
また、冬ですと「きりたんぽ鍋」は、どの家でも食べます。
それと当町の旅館では「山の芋鍋」が名物料理として出されています。当町のホームページ過去の特集をご覧下さい。
http://www.hana.or.jp/tazawako/01_2/imo.html

【タイトル】比内町の郷土料理
【 名前 】秋田県北秋田郡比内町役場 農林課
さて、私の住んでいる比内町(秋田県の北のほうです。)で有名な郷土料理は、「きりたんぽ鍋」といいます。あと、日本海側の方に行きますとハタハタを使った「しょっつる鍋」というのもあります。聞いたことありますよね。
 
一般的によく比内鶏といわれますが、実は比内鶏は天然記念物なので基本的に食べられません。そこで、「比内地鶏」といって食用にするために比内鶏の血を引く比内地鶏がつくられたのです。皆さんが食べたことのある比内鶏は実は、「比内地鶏」というのが正式な名前です。

ところで、こちらの方では、比内地鶏ばかりを食べているわけではありません。比内地鶏はすごく美味しいし,生産羽数も少ないので値段も高いのです。ですから、こちらでは、お祭りや、お客のおもてなし、冠婚葬祭のときによく食べます。
http://www.oodate.or.jp/hinai/

【タイトル】男鹿市の郷土料理
【 名前 】秋田県男鹿市役所観光商工課
メールのご質問にお答えいたします。
・だまこもち
・きりたんぽ

http://www.city.oga.akita.jp/

【タイトル】藤里町の郷土料理
【 名前 】秋田県藤里町 総務課
当町の名物といわれるものがあまりないのですが、ただひとつキノコの食べ方の一つで「なっつ」と呼ばれているものがありますので、それと秋田県内の食べ物を紹介します。

1.なっつ・・・アワタケ(こちらではイクジとよばれる)を熱湯に泳がせてから、みじん切りにし、軽く塩で味をつけて、菊やオクラなどと和える。お好みで七味唐辛子等をトッピングする。

2.きりたんぽ・だまっこもち・・・ともにお米(あきたこまちなど)を使ったなべ料理。きりたんぽは杉で作ったクシ(長さ40cm、1cm角ほど)に、米を握るように周りを覆う。だまっこもちは直径4〜5cmくらいの大きさに丸める。
いずれも、だしは鶏がら(やっぱり比内鳥でしょう)のしょうゆで、ごぼうやネギ鶏肉、セリ、糸こんにゃく、そしてマイタケ(当町の特産品でもあります)が、材料としてポピュラーなものと思います。

きりたんぽは北秋田方面、だまこもちは南秋田方面といわれていますが、今では特に境は無く、共に食されています。

あとは、沿岸、特に八森町、男鹿市の名産品でハタハタ(魚)がよく食べられます。ハタハタすし(押し寿司)も名産品です。

逆に北海道のほうがおいしいものがたくさんあるので、ついついそちらの魚貝類やラーメン(麓郷のそばとかラベンダーアイスはもちろん)を思い出してしまいます。
http://www.shirakami.or.jp/~fujisato/

【タイトル】秋田県の郷土料理について
【 名前 】秋田県能代市立図書館
秋田県の代表的な郷土料理といえばキリタンポ鍋でしょう。
キリタンポとは炊いたご飯すり鉢でつぶし、それを棒で包み込む様にして囲炉裏で焼き目を入れた棒を抜き取ります。これを食べやすく汁が染みこみや様に斜めに切ります。
ご飯で出来た大きなちくわを斜めにきった様な感じになります。
これを醤油、酒等で味付けした三大食鶏の比内鳥のスープに比内鳥の肉、糸こんにゃく、油揚げ等の具と一緒に煮込み最後にセリを軽くにて出来上がりです。
これにうどんを入れても美味ですし、キリタンポの代わりにすり潰したご飯を玉に握ったダマコを入れたダマコ鍋も一般的です。
そのほかに県の北部で冬にとれるハタハタという魚と豆腐、ネギと一緒に「しゅっつる」という魚醤(魚を発酵させて作る醤油)で煮たしゅっつる鍋も有ります。子持ちのハタハタのブリコ(玉子)の食感と癖があるもののはまれば美味しいしゅっつるのもなかなかのものです。