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宮城県のふるさとの味    
画像:くまばいく 様
●推薦のことば 
【 名前 】josephiene
【 日付 】2001/08/09

私は、仙台なのですが、宮城県での郷土料理と言えば!というのをご紹介したいと思います。 まず、「ずんだ」。
「豆を打つ」=「ず だ」がなまって「ずんだ」になったそうです。枝豆をすりつぶしてお砂糖を加え、ペースト状にして白玉団子やおもちに和えます。季節的には、夏の枝豆ですが、郷土料理ですので、一年中どこかで食べることができます。

もう一つは「芋煮」でしょう。秋の行楽と言えば、どこでも「いもに」です。とにかく「いもに」です。いわゆる「豚汁」のことです。ただ、宮城では「豚肉」で味噌味。山形では「牛肉」で醤油味だそうです。
道産子から見たずんだもち 
北海道は正月や彼岸以外にあまり餅を食べたりしませんので、珍しく感じます。枝豆を材料にして涼しい感じのするおもちですね。
●その他の県の郷土料理情報 
【タイトル】仙台市の郷土料理
【 名前 】仙台市観光交流課
●仙台雑煮
仙台湾でとれるハゼの焼き干しでだしをとり、凍り豆腐、ハラコ、もちなどをいれたものです。 
●おくずかけ 
干ししいたけでだしをとり、主に夏野菜を細かく切ったものや白石うーめんなどをいれます。夏のおつゆです。
あとは、芋煮(豚肉・味噌)・ずんだ・牛タンなどが一般的です。


牛タンは仙台がはじまり

画像:VILLEGE KAZU

【タイトル】気仙沼市の郷土料理について
【 名前 】宮城県気仙沼市産業部観光課
三陸の港町・気仙沼の郷土料理は、次のようなものがあります。
・あざら
よく漬け込んだ白菜とメヌケのアラを酒粕で煮込んだ料理です。その独特の味わいは一度食べるとやみつきになるといわれています。
・もうかのホシ
食べ物とは思えないユニークな名前ですが、もうかざめ(ネズミザメ)の心臓のこと。 鉄分が豊富で生臭さはまったくありません。生のまま酢味噌をつけて食べます。
・こわだ
マンボウの腸のことで、湯がいて食べます。 シコシコとした歯ざわりで、酢味噌で食べます。

また、気仙沼はサンマやカツオなどの全国有数の水揚げ港です。気仙沼の家庭では、新鮮なサンマを刺身でいただきます。そして、戻りガツオはマグロよりおいしいといわれています。
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【タイトル】岩出山町の郷土料理について
【 名前 】宮城県岩出山町産業振興課商工班
さて、岩出山町は、伊達政宗公が仙台青葉城へ移るまでの12年間、血気盛んな青年期を過ごした城下町です。岩出山伊達家、3代・4台と、京都冷泉家より興しいれがなされ、酒まんじゅう・まんじゅう麩・凍み豆腐などの地場産品に、京文化のなごりを偲ぶことができます。

郷土料理と言えるかどうか分かりませんが、一般的には、みやこがね米を使ったもちが昔からご馳走だといわれております。あんこや納豆、ずんだもち、胡桃やごまもちは一般的ですが、沼えびを使ったえびもちや山ごぼうの葉をねりこんだごぼう葉もち、凍み豆腐などの具がたくさん入った雑煮などもあります。よもぎをいれた草もちもたべますよ。

また、春には、山菜を中心としたてんぷらやあえもの、夏はまんじゅう麩のお吸い物やしそ巻き、秋はやまゆりの球根でゆりごはん、冬はほし柿と大根・人参のすもの「柿なます」や干し柿のしその葉(梅干しのしその葉)巻き、干し柿のてんぷらもあります。
他には、鱈のあら汁には凍み豆腐とねぎをいれ薄味で調理するのが古くからの教え。お煮しめには必ず凍み豆腐が入っています。

【タイトル】牡鹿町の鯨料理
【 名前 】宮城県牡鹿町役場 産業観光課
本町は明治以降、日本有数の沿岸捕鯨基地として栄え、住民の多くが捕鯨関連産業に従事し、また、遠く南氷洋海域での捕鯨船団乗組員を多数輩出するなど、鯨と密接な独特の「鯨文化」を培ってまいりました。

昭和63年4月以降、IWC(国際捕鯨委員会)により「商業捕鯨全面禁止」の決定がなされ、本町は大打撃を受けました。それ以前の町は、毎年4月1日に「ミンク鯨」の漁が解禁になると、町内の肉屋では「豚や牛などの肉」がまったく売れなくなり、八百屋では根生姜が飛ぶように売れるという珍現象が起きました。
沿岸でとれた新鮮な鯨肉を生姜醤油をつけて刺身で食べて初めて、町民は「春の訪れ」を感じたものでした。

現在でも本町では、(財)日本鯨類研究所が共同船舶(株)に委託して南氷洋と北西太平洋で実施している調査捕鯨の鯨肉を、町で払い下げを受け、8月の「お盆」前と12月中旬(正月用)の年2回、住民に有償配布しており、みんなこの時期を楽しみしております。

鯨肉は牡鹿町民にとってなくてはならないものであり、学校給食のメニューにも
なっており、現在でもIWCにおいて規制対象外の「ツチ鯨」と「ゴンドウ鯨」は、国が定めた自主的捕獲枠の範囲内で地元の沿岸小型捕鯨船が捕獲しております

牡鹿町の郷土料理は鯨肉や鯨の皮や内臓を使った料理があります。
・刺身(赤身に脂肪分の多い皮をはさんで食べる)
・くじら汁
・くじら煮込み
・くじらの竜田揚げ
・くじらステーキ
・鯨肉を醤油や味噌につけて(天火干しにする場合もあり)焼いたもの(網焼き、鉄板焼き)
・内臓等の珍味(心臓、腸、鯨舌等)・・・・・貴重品
その他、各家庭や食堂でいろいろ調理法があります。
http://www3.famille.ne.jp/~oshika/index2.html

【タイトル】中田町の郷土料理
【 名前 】宮城県中田町まちづくり推進課
●はっと(小麦粉を練って作ったもの)
・はっと汁(油ふとかネギを入れて作る)                
・ずんだ(枝豆をつぶして作ったもの)ばっと
・あずきはっと

●餅   
・あんこもち    
・納豆もち
・ずんだもち
・くるみもち
・えびもち
・きなこもち
・あめもち(あめは麦芽で作ったもの)
・ごまもち
・雑煮                
                
宮城の県北は餅類が多い地域です。正月にはあめ餅、8月のお盆はずんだ餅が中心となります。あんこ餅はお祝いの時などに作られます。     
http://www.town.nakada.miyagi.jp/