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茨城県のふるさとの味    


画像:元祖あんこう鍋「山翠」 様
●推薦のことば 
【タイトル】あんこう料理
【 名前 】茨城県大洗町役場商工観光課
【 日付 】2001/10/22

当町では、古くから晩秋から初春にかけて、底引き船が漁期に入り、ヒラメやタコ等高級魚を狙い漁をしておりますが、その時に雑魚としてよく「あんこう」が一緒に入ったようです。
その当時「あんこう」は市場に出しても安く、もっぱら猟師の家などで食べられていた魚です。料理としては、現在「あんこう鍋」がポピュラーとなっておりますが、地元の猟師料理や家庭料理としては、どぶ汁、煮合い、共酢といった料理が多いようです。

30年位前から高度成長に伴い、道路網の整備や陸運の発展、冷凍技術の発達などにより「あんこう」の保存、流通がよくなってきたことから、全国的に食べられるようになり、冬の鍋料理では西のふぐ、東のあんこうと言われるようになったものと考えます。

また、当町では現在、漁業の主流が船引き網漁であり、シラスやカエリ(いわしの若魚)を取る漁となっており、底引き網漁でとれる「あんこう」の水揚げは非常に少ないのが現状であります。よって、「あんこう」を家庭で食べることは少なく、殆どが旅館での冬の宴会の時や料理店などで食べることが多いようです。
http://kankou.town.oarai.ibaraki.jp/index01.html
道産子から見たあんこう鍋 
私は、あんこうを食べたことがありません。北海道でもスーパーなどで売っていることもありますが、高級魚の扱いです。とてもおいしそうなので、一度食べてみたいです。
●その他の郷土料理情報 
【タイトル】水戸納豆
【 名前 】水戸市広報課
水戸の郷土料理としては,「水戸納豆」の名前で全国的に知られている納豆があります。
総務庁の県庁所在地を対象にした調査でも,1世帯当たりの年間納豆購入額で,1975年以降の22年間が全国トップ,1998年からは福島市に抜かれましたが,2位となっています。1999年の水戸市の1世帯当たり年間納豆購入額は6765円で,全国平均4037円を約2700円上回っています。

食べ方としては,ご飯にのせて一緒に食べるのが最も一般的です。そのほか,納豆を天ぷらにするなど,各家庭で工夫しています。
また,水戸のお土産としても人気があります。お土産用には,今でもわらに包んだものが売られています。さらに詳しいことなど,お気軽にお問合せください。
http://www.net-ibaraki.ne.jp/mitocity/index-pc.htm


【 名前 】茨城県大洗町役場商工観光課
お尋ねの件について分かる範囲でお答えします。
●よく食べている郷土料理について
当町は、茨城県のほぼ中央にあり、太平洋に面した海の町です。古くから漁業が盛んに行われてきたこともあり、郷土料理は魚に関する料理が多いようです。現在は食生活の変化などから、「よく食している郷土料理とは」の質問については、お答えが難しい所ですが、四季折々、地元の料理として食べていたものをご紹介します。
●春の料理(3〜5月頃)
@はまぐり料理(ハマグリのネギ味噌、焼きハマグリ、お吸い物、ハマグリの炊き込み飯、ハマグリカレー)
A姥貝(ホッキ貝)のねぎ味噌、天ぷら、煮物
Bシラス(生シラス、シラス干し、天ぷら、卵とじ) 春〜秋
Cコハダの酢漬け

●夏の料理(6〜8月頃)
@岩がき料理(生がき、酢がき、焼きがき、カキフライ)
Aアワビ(アワビ水貝、焼きアワビ)
Bワカナ(ブリの稚魚)のたたき、ワカナのなめろ
Cマンボウの肝身、マンボウの煮合い

●秋の料理 (9月〜11月頃)
@秋刀魚料理(さんまの焼きざんか、サンマのネギマ、サンマのなめろ)
A戻りがつお(刺身、粗煮)
B秋鯖の味噌煮、しめさば
C茹でだこ

●冬の料理
@あんこう料理(あんこう鍋、あんこうの煮合い、あんこうの共酢)
Aいわし料理(すりみ汁、酢付け、ほうどう<丸干し>)
Bイルカの煮物
Cサフグの干物、サフグの味噌汁
Dシジキの煮物
Eギンパ(カワハギ)の肝身、ギンパの煮合い

http://kankou.town.oarai.ibaraki.jp/index01.html