1 南富良野町の概要
 南富良野町のシンボルテーマは「太陽と森と湖の町」で,北海道のほぼ中央に位置し,東西に貫流する空知川に沿って6つの集落から形成されています。四方が山並みに囲まれ,その大部分は自然そのままの豊かな森林からなっており,東は十勝管内新得町,西は空知管内夕張市,南は占冠村,北は富良野市に隣接しています。
 町のほぼ中央部には,かなやま湖(金山ダム)があり,豊かな水を湛えています。
 ●位置:北緯43度10分
      東経142度35分
 ●面積:665.52平方キロメートル
 ●世帯数:1,508戸
 ●人口:2,808人
(平成24年5月末現在)
 昭和42年完成の金山ダム建設により,町の農業生産の3割を占めていた農地が水没し,若年層の流出,離農等で急激な過疎化が進行しましたが,現在は落ち着いています。
 主な産物は,ジャガイモ,ニンジン,水稲(餅米),ソバ,トウモロコシ,牛乳,肉牛,石灰石,木材,淡水魚ですが,近年はメロン,ユリ根,アスパラガス等の生産も行われるようになってきています。

2 下金山の概要
 明治39年の入植以来,農業,林業や木材の集積地として発達してきましたが,金山ダムの完成,営林署及び国鉄の合理化等の時代の変遷にともない,人口は減少の一途をたどってきました。しかし,近年は,農業生産も安定してきており,人口の減少にも歯止めがかかり,農業後継者のUターン減少が見られます。
 地区の総戸数は108戸。その中で在学家庭は7戸であり,地域全体では老齢者の家庭の比率が高くなっています。
 基幹産業は農業で,もち米(はくちょう米)団地を中心に,ジャガイモ,メロン,ニンジン,アスパラガス,トウモロコシ,花等が生産されています。
 地域は南北に長く,空知川に並行して国道237号線,JR根室本線が通っています。駅,簡易郵便局,JA出張所,商店,消防庁舎,地区多目的センター等は市街地に集まっており,南富良野町の中心である幾寅までは27kmあります。