●ホルター心電図とは?●


医療関係者特に看護婦さんが、間違って「ホルダー(Holder?)心電図」と呼ぶ機会に何度も遭遇しています。
確かに携帯型の心電計をホルダーに入れて、吊り下げるかベルトなどに固定するため、そう呼ばれやすいのかも知れません。実際のところは、1961年にホルター(Holter)博士によって開発されたため、「ホルター心電図」と言うのが勿論正確です。


一言でいうと携帯型心電計を用いて日常生活中の心電図を、長時間に渡って連続記録して、診断や治療に役立たせようとするものです。通常1日単位で施行されることが多く、このため24時間心電図と呼ばれる場合もあります。 
目 的
心臓由来の症状、例えば動悸、脈の乱れ、胸の痛みなどがある場合には、心電図検査が行われます。しかし、通常病院で行われる安静時心電図は、1分以内と短時間のため、症状の原因となる心電図変化を捉えるとは限りません。
心臓を養う血管の冠状動脈の流れが悪くなって起こる狭心症発作は、日中活動時に起こりやすく、逆に比較的心身安静時に出やすい不整脈もあり、心臓発作はいつ何時起こるかわかりません。
そこで、日中活動中や夜間睡眠中も含めて1日中常に心電図が記録できるホルター心電図が必要となるのです。このように心臓疾患の診断に有用ですが、一方、不整脈や狭心症治療薬の効果判定やペースメーカーの機能評価など治療面にも利用されています。

方 法
(1)ホルター心電計を取り付けます。電極を胸に貼り付け、これにコードで繋がる小型心電計を、腰や肩ベルトを用いたキャリングケースに入れ携帯します。
(2)指定された時間、記録を続けます。当然入浴はできませんが、日常生活は普段通りにしてもらいます。
(3)記録終了時間に再受診し、心電計を取り外します。ここまでが患者さんの関わる部分です。
(4)心電計のメモリー中にに記録されたデータをディスクへコピーします。D解析センターに郵送。
(5)センターにて再生、出力、解析。
(6)直接返送あるいは専門医による診断後返送。以上の過程を経て、診察医の手元に戻ってきます。



*当クリニックでは、デジタルホルター心電計を導入しています。従来の心電計(モーターなど駆動部を有し、カセットテープを記録媒体としていた)に比べ小型軽量(145g)となり、大容量フラッシュメモリーの搭載と周波数特性のアップなどにより信頼性が高くなり、再現精度も良くなっているはずです。



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