■ クサノオウ by富良野のオダジー 2010年05月29日(土)

  33,296 byteクサノオウだと思う。
次から次に新しい野草が生えてくるので、注意して車を走らせなければならない。
慣れてくると、キョロキョロしなくても、なんとなく「異変」に気付くようになる。
異変と言うのは、今まで無かった花が咲いていること。
だいぶ昔だが、独活(ウド)取りに、連れて行ってもらったことがある。
最初は、全然ウドが見えなくて、ウドに似た植物だけが目に入ってくる。しばらくして慣れてくると、ちゃんとウドがピンポイントで見えてくる。今までウド探しを邪魔していたウドに似た植物が気にならなくなる。
つまり、人間は慣れれば、それなりになるということを言いたいのだ。(そうならない人もいるかなぁ・・・)
ウドに似た植物を私は、なんとなく、「ウドモドキめっ」と軽蔑を込めて言っていた。
今回調べてみると、ウドモドキは、「タラノキ」の別名として、ちゃんと載っていた。
もっと調べると、「ウドを探していると嫌と言うほど生えており、苦いので誰も採りません。」という「猪独活(シシウド)」について書かれたものがあった。
私がウドモドキと言っていたのは、シシウドかもしれない。
調べるって、おもしろいね。

クサノオウ
●和名クサノオウについては以下の3つの命名由来説がある。
・植物体を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄。
・皮膚疾患に有効な薬草という意味で瘡(くさ)の王。
・皮膚疾患以外にも鎮痛剤として内臓病に用いられたことから、薬草の王様という意味で草の王。
●ケシ目ケシ科の属の1つ、及び同属に含まれる一年生(越年草)の草本植物である。
●日本のは、ヨーロッパ産種の1変種。
●皮膚の弱い人は植物体そのものも触れるとかぶれる危険がある。
●全草に約21種のアルカロイド成分を含み、その多くが人間にとって有毒である。
●古くから主に民間療法において薬草として使用されてきた歴史がある。

有毒なのに、薬草として使用されていたなんて、この辺が草花の奥の深いところだね。

ここまで書いても気付かなかったが、どうも、5月28日のワイワイ日記「ウマノアシガタ(馬の脚形)?」は、クサノオウだと思う。
場所も違うし、花も違うように感じたが、クサノオウをもっと調べたら、そっくりな花も載っていた。
あ〜あ。
 


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