■ 「ジャスミン」 by富良野のオダジー 2010年09月04日(土)

  40,593 byte今朝は、雨も上がり、いかにも「富良野のさわやかな9月!」という感じだ。
異常な猛暑が続く本州を尻目に、富良野はこのままさわやか天気が続いて欲しい。(本州の人には、申し訳ないが・・・)
テレビや新聞で、100何年振りの高温を記録と言っているが、これが異常なのか、これからこういう傾向が続くのかは、まだ分からない。続くとしたら、農産物など、根底から考え直さなければならなくなるかもしれない。
今まで収穫できていたものが、暑かったり、大雨だったりで、栽培が難しくなる。
今年の富良野の収穫も、ほとんどの品目が減収になると、今朝の新聞にも載っていた。
昨日の夜のNHKのテレビに、指揮者の小澤征爾さんが出演ていた。食道がん治療から音楽活動に復帰した模様を写していたのだが、リハーサルを指揮するその姿の“迫力”に圧倒された。
インタビューもされていたのだが、命に関わる治療を経た中で、「音楽はクラシックであれ、歌謡曲であれ、鼻歌であれ、人間が生きていくためには、必要なものだと実感した」みたいなことを仰っていた。
私が若い頃に、なけなしのお金で、高価なレコードを買っていたときに、「腹が減っても、レコードは食べられないぞ」と、からかわれたことを思い出した。(ちょっと、違うか)
ついでに、「人はパンのみでは生きられない」も浮かんだ。
写真は、最近聞いているピアノのキース・ジャレットとベースのチャーリー・ヘイデンの「ジャスミン」
キースは好きだが、ピアノの音と一緒に、唸るような声も録音され、せっかくの素晴らしい演奏と曲が「?」になってしまう。が、このCDでは、ほとんど気にならない。(少しは、唸っているが・・・)
おそらく、「ジャスミン」は、私のキースベスト3に入ると思う。
他の2枚は、「ケルン・コンサート」「マイ・ソング」
淡々と弾いているキースとチャーリー・ヘイデン。何でも出来るのに、削ぎとって、削ぎとって、本当に大切なものだけを残したという感じ。
こういうCDにめぐり会っちゃうから、CDを買い続けることになる。
CDも食べられないのにねぇ。
あっ、忘れるところだった。
キースとチャーリー・ヘイデンと言えば、ワイワイ日記で以前ご紹介した「クロースネス」も素晴らしい!
 


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