■ 「JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦」 byオダジー 2007年05月07日(月)

  41,366 byte最近私が読書した場所は、トイレ、空港の待合室(表現が古い!)、飛行機の中、電車の中(東京)。
今日の朝、トイレの本を整理していたら、「JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦」があった。
今年の3月に東京で買ったものだ。途中まで読んで、そのままになっていた。今日からまた読み出したのだが、これが面白い。私はたいしてオーディオに興味はない。だからと言って、「どんな音で聞いてもジャズはジャズ。ジャズは心で聞くものだ」のような、狭〜い考えの持ち主ではない。
興味がないというのは、ちょっとウソで、お金さえあれば、そりゃトコトンのめり込みたいと思う。お金さえあればも、ちょっと違うかもしれない。優先順位として、お金があれば、まず最初にオーディオに向かう可能性は低い。その前に、欲しいCDを片っ端から買いたい。
高級ブランドの財布を手に入れる前に、財布に入れるお金を手に入れたいと思うのと同じ? 昔、写真家の那須野さんが、高いフィルムが欲しくて、カメラを売ろうとした話を思い出した。
そりゃ、いい音で、しかも大音量で、私の好きなジャズを聞きたい気持ちはおおいにあるが、別に今のオーディオだって、不満はない。それより、ゆっくり聞く時間がほしい。
話はまたくどくなるが、テレビの大画面もほしいと思うときがあるが、大画面を見続けると、大画面の有り難味がなくなるのは想像出来る(我家にはないので想像)。
例えば、今流行の携帯電話のワンセグで、サッカーの試合を見るのと、プラズマの大画面で見るのと、興奮度合いがそんなに違うとは思えない。
リアルタイムで見ているとしても、しょせんは画面を通しての想像の世界だ。大切なのは、画面の大きさではなく、想像する力、感性だと思う。
「風が頬を吹き抜けたときに、何を思うか」が勝負だと思う。話が、どんどん脱線していく。
私が「JAZZオーディオ寝ても覚めても四苦八苦」を読んでも、オーディオのことが詳しくなるわけではない。でも、モノゴトを突き詰めて考える人たちを見るのは楽しい。
オーディオであろうが、ジャズであろうが、ワインであろうが、アートであろうが、どんな道でも究めようとする話は、雰囲気が似ている。
この本のお陰で、なんとなく気になっていたジャズ・レーベル「Venus」と「澤野工房」が、グッと身近になった。もう何枚か買ったし、これからも買い続けるかもしれない。
両レーベルに関しては、今度じっくり書きたいと思っている。
 


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