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今回、麓郷の森に展示するために書いてくれた作品の中に、この「光(HIKARI)」があった。 初めて見たときは、「あぁ、光も書いてくれたんだ」ぐらいの軽い感慨しかなかった。 それは、新しい麓郷の森「鳴雪・書Tシャツ」が出来上がった後だったので、気持ちとしては、一段落していたからだと思う。 麓郷の森には、Tシャツになった文字だけを展示したので、光(HIKARI)はフォーラムフラノに飾ってあった。 それで、毎日、目にしているうちに、だんだん心に染みてきた。他の書にも感じることだが、鳴雪の書を見ているとなんとなく癒されるのだ。 鳴雪が大変な思いをして、50年間も打ち込んできた書が、結果として、見る人を優しい気持ちにさせるのは、不思議な気がする。 アート、芸術の不思議だ。 作る人が、とんでもない苦労や辛い経験をして、やっと作り上げた作品が、見る人にとっては、それとは対極の感情である、優しい気持ちや、癒された気持ちになる。 言ってしまえば、芸術家は自分の人生や命と引き換えに、見る人たちに幸福を与える。 なんか、知ったかぶりのオダジーが出てしまった。それより、光(HIKARI)の書Tシャツを早く作ろう! |
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