■ 久し振りのジャズ「アート・テイタム」 by富良野のオダジー 2007年07月12日(木)

  34,798 byte今日の富良野は雨交じりの空模様で、気温は15度。昨日まで、富良野としては異常に暑い日が続いていたのに、今は、セーターをはおって、ワイワイを書いている。
ああ、寒い!
さすがに7月に入って色々忙しく、ゆっくりジャズを聞く時間もなくなった。
ジャズの話だけは、「龍さん」としている。龍さんは、今、麓郷の森で「柳谷龍水彩ギャラリー」展を開催している。
麓郷の森の「森の家」を一ヶ月間(〜お盆過ぎまで)だけ「麓郷の森美術館」として、龍さんの絵を展示する。その期間中、龍さんは、ずっといますので、のぞいてみてください。
柳谷龍水彩ギャラリーについては、近いうちに、ちゃんとご紹介します。
アート・テイタム。1930年代〜50年代(1956年に45才で亡くなる)に活躍した天才ピアニストである。
私は、3枚のレコードしか持っていない。「プレゼンティング」「アート・テイタム〜ベン・ウェブスター・クァルテット」、そして写真の「キャピタル・ジャズ・クラシックVOL.3 アート・テイタム・ソロ・ピアノ」。
最初の2枚は、時々聞いていたが、ソロ・ピアノのは、ほとんど聞いたことがなかった。
何で気が向いたか、自分でも分からないが、今朝、選んだのはアート・テイタムだった。
ちょっと考えてみると、龍さんと関係しているかもしれない。龍さんは、ものすごくジャズに詳しいのだが、最近は、その中でも1990年以降のジャズに特化して聞いている。
私は、最近のジャズはほとんど聞いていない。と言うのも、いわゆるジャズの“てっぺん”の時期である、1950年代後半から1960年代前半に出された膨大な量のレコード・CDだって、ちゃんと聞いてもいないのに、名前も知らない、いまいまのミュージシャンを選んで聞くのは、リスクが高すぎると思っているからだ。
とは言うものの、実際は「ヴィーナスレコード」や「澤野工房」などの新しいCDも何枚か買ったし、龍さんから借りて聞いている。
聞いていて、聞きやすいし、リラックスできるし、さしあたって文句のつけようがない。でも、私はちょっと違和感を感じている。簡単に言うと、「イイよ、素晴らしいよ、だからナンナノよ!」という感じだ。
この話は、私のジャズに対する本質的なところなので、日を改めて、じっくり書かせてもらう。
アート・テイタムのことである。はしょると、おそらく、新しいジャズに対する、ちょっとした反抗として、頭にアート・テイタムが浮かんだのかもしれない。
あわてて、3枚、CDを注文してしまった。
ああ、今日の文章は、長かった!
 


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