インスリン製剤


●インスリン製剤には、「作用の現れる時間」、「作用のピーク」、「作用の持続時間」の点から大きく4種類に分けられます。下図は、インスリンの効果の現れ方を示したものです。それぞれの”山”の頂点は効果が最大に現れる時間を示し、”山のすそ”の長さが作用時間を示します。


*上記のほかに平成13年8月に超速効型、平成15年12月に持効型インスリン製剤が発売となっています。
超速効型インスリンは、遺伝子の組み換えによりアミノ酸の配列を変え、皮下から速やかに吸収されるようにした製剤です。持効型は、同様にアミノ酸の配列を変えることにより、注射された皮下において徐々に溶解・吸収されるようにしたインスリン製剤で、ほぼ24時間一定のインスリン量が得られるタイプです。



★市販されている主なインスリン製剤
製剤名
作用時間(時間)
発現時間
最大
持続時間
超速効型ノボラピッド、ヒューマログ0.1〜0.40.5〜1.53〜5
速効型
ノボリンR、ヒューマリンR
ペンフィルR、ノボレットR
ヒューマカートR
0.5〜1
1〜3
6〜8
中間型
ノボリンN、ヒューマリンN
ペンフィルN、ヒューマカートN
1〜3
8〜10
18〜24
混合型
ノボリン30R、ヒューマリン3/7
ペンフィル10R〜50R
ノボレット10R〜50R
(ノボラピッド30ミックス)
0.5〜1
(0.1〜0.4)
2〜10
18〜24
遅効型
(持続型)
ノボリンU、ヒューマリンU
4〜6
8〜24
24〜28
持効型ランタス1〜224



  


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