メディカルイラストレーターのトモさんが富良野を訪れた。トモさんは「日本でこの仕事は正当に評価されないし、後輩にアメリカへの道もつけてやりたい」と、十数年前にエアーブラシ一本持って、単身ニューヨークに渡った。 頑張ったかいがあり、「サイエンティフィック・アメリカン」や米国版「ニュートン」の表紙を任され、細胞や動植物、宇宙などを描いている。 そのトモさんが、富良野で夢を膨らませいる。彼のアイデアは、宿泊施設を備えた工房を市内に作り、ウッドクラフト、彫金、ペインティング、陶芸など、日本とアメリカのアーティストたちが作品を制作する拠点作りだ。「僕は二次元アートの人間だから、三次元の人たちとネットワークしたい」という。 出来上がった作品は富良野を出発点に展示・販売するが、単なる貸しアトリエではない。参加アーティストをネットワーク化し、日本やアメリカのマーケットで仕事を受注する、アートハウスの役割も考えている。すでに、ニューヨークで協力してくれるアーティストも何人かいるそうだ。 どこまで実現出来るか分からないが、富良野が面白くなるのは
。私も仲間を誘って協力しようと思っている。
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