|
すっかり冬に逆戻りした感じだ。 続けて雪が降り、しかも、その雪が融けない。 「えっ、上野の花見。富良野の春はどこ?」 昨日と今日と、車の中で聞いているのが、「FIRST SONG」 。 ベースがチャーリー・ヘイデン、ピアノがエンリコ・ピエラヌンツィ、そしてドラムがビリー・ヒギンズ。 タイトルでもある1曲目の「FIRST SONG」が心に染みる。最初に聞いたとき、「あっ、知ってる」と思って、頭をめぐらしたら、「ミズーリの空高く」 に行き着いた。チャーリー・ヘイデンが、ギターのパット・メセニーと一緒にやっているCDで、その中に収録されているのだ。 もともと、チャーリー・ヘイデンは大好きで、レコード・CDを何枚か持っている。 一番好きなのは「Closeness」 。 4曲を別々のミュージシャンとデュオで演奏しているものだが、その中の一曲目、キース・ジャレットとのデュオ「エレン・デイビッド」が素晴らしい。 どのアルバムも、透明感溢れる、空気が清められるような感じで、厳(おごそ)かな気持ちになる。 チャーリー・ヘイデンが醸し出す厳かな雰囲気って、どこから、生まれるのだろうか。 ジョン・コルトレーンにも感じるが、音楽というより、チャーリー・ヘイデンの存在そのものから、発せられるオーラのようなものだと思う。 ところで、ピアノの「エンリコ・ピエラヌンツィ(Enrico Pieranunz)」だが、私は、このCDで初めて知った。 『ユーロ・ジャズの最高峰のイタリアのピアニスト。1949年ローマ生まれ。』と出ていた。ユーロ・ジャズとは、ヨーロッパ産ジャズのことだそうだ。 |
|
|