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今日の富良野は、ちょっと冷え込みましたが、快晴で気持ちの良い朝でした。 昨日は先輩のお母さんの葬儀を手伝わせていただき、やはり人生の無常というか、どんな人間でもいつかは死ぬんだという、今更ながらの感慨が胸にズシッときました。 このところ、ワイワイ日記はジャズにかたよったものになっているが、なにせ、自宅と会社の往復が主な行動範囲なのと、精神的にパァーッと広がらない感じなので、もう少し続けます。 ただ、今日からは、ちょっと趣向を凝らして、いま開催中の「一字書 鳴雪」書展の作品とジャズを組み合わせて紹介しようと思う。 第一回目の今日は、書「空」とピアノのキース・ジャレットの「マイ・ソング」 。 鳴雪のおおらかで、ちょっとユーモラスでさえある「空」には、マイ・ソングの中から、私のお気に入りの一曲、「カントリー」を選びました。 この曲は、富良野のさわやかな空が思い浮かぶ感じで、気持ちにも、心地よい風が吹きます。ヤン・ガルバレクのソプラノサックスも素晴らしい。 キース・ジャレットと言えば、「ザ・ケルン・コンサート」 がすぐ頭に浮かぶ。 「ザ・ケルン・コンサート」を私はリアルタイムで買った(若い人、羨ましいでしょう)。1975年の録音だが、まったくの「即興」で、しかもソロピアノでの演奏。正に「神がかり」。自らも神の啓示があったと何かに書いていたと思う(私の記憶違いでなければ・・・)。 「ザ・ケルン・コンサート」のレコードは当時のジャズ喫茶でも“超”人気盤だった。二枚組みで、特にA面が素晴らしく、リクエストもA面に集中したらしい。ジャズ喫茶のマスターが、A面だけを四面に録音したレコードがほしいと言ったという、有名な話があった。 いまのCDと違って、レコードは聞くほどに摩耗する。大切にしているレコードを聞くということは、文字通り「身を削る」思いで聞くことになる。本当のマニア(何が本当か分からないが・・・)は、レコードを二枚買って、一枚をプレーヤーにかけないで、保存するらしい。まあ、普通の家であれば、保存用のレコードを襲ってくる「カビ」との戦いもあるのだが・・・。 明日は、どの書にしようかなぁ。 |
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