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鹿の写真を撮っていたら、「ピュー」と、鳥の鳴き声のような甲高い声が聞こえた。聞こえたとたん、鹿は一斉に逃げ始めた。 「逃げろ〜!」の合図なのは分かったが、誰が鳴らしたのだろう。 私が見ていた鹿の群れのリーダーだろうか。それとも、小鹿に対して、親が発したのだろうか。 なにより、ホントに、鹿の声だったのだろうか。 事務所に戻ってきてから、調べてみた。 「財団法人 奈良の鹿愛護会」に、出ていた。 鹿の生態の項目には、「音声」もあって、鳴き声が聞ける。 その中の「警戒するとき ピャッ」を聞いてみると、正に、先ほどかなやま湖で聞いた鳴き声と一緒だった。 やっぱり、私を怪しい人物と認識した奴(鹿)がいたのだな。 私の修行が足りないのか、合図した鹿が慌てものなのか、まあ、こんどは傘を差してみるよ。 |
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